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ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

Cocco ザ・ベスト盤ライブ5本〆(ジメ)@zepp osaka

 
いつだって大好きなアーティストのライヴに行くと、またすぐに同じアーティストの次のライヴに行きたくなります。
だけど、彼女のライヴだけは別。
彼女の見せてくれたものを、彼女が感じさせてくれた「今」を、しばらくは上書きせずに抱えていたいと思えるのです。



そして、
「楽しかった」
っていう感想はなんだかしっくりこない。
「いいものを観た」
「すごいものを観た」
そして、
「観せてもらった」
それが、どんなふうに表現したらいいかわかんないこの気持ちを表現する、それなりのコトバなのかもしれません。

というわけで。
2011年9月28日。
この日はどんなふうに表現したらいいかわかんない気持ちを抱えたままzepp osakaでのCoccoのライヴへ。
そして同じ気持ちを抱えたまま帰ってきました。
これはいいことなんだよ。

この日は仕事は午後休。
14時ごろまで働いて、なんばで友達と合流、zeppを目指します。
実はこの会場にはたいていクルマで行くワタシ。
電車で行くのは久しぶりで(しかも唯一の生粋関西人なのに)、ちゃんとつけるか不安だったけど、一緒に行ってくれた友達のおかげで無事にたどり着けました、ありがとうごじゃります。

会場に着いたのが17時過ぎだったかなぁ、去年のツアーの時より開場前に集まってる人が少なくて、ちょっとビックリ。
去年は友達に頼んで一緒にやってもらったガチャガチャもぜんぜん並ばずにできました。
出てきたのはキーリングとハンカチ。
缶バッヂほしかったんだけどなぁ、残念。

そうこうしてるうちに、入場の列を作り始める時間になって、このころから人も増えてきて、ちょっとホッとしました(笑)。
今回はド平日だからなぁ・・・。
でも、今調べてみたら前回も火曜日でした。
平日じゃん(笑)。
今回の整理番号は400番台の最後の方。
番号どおりに入場したのですが、2段目の最前列のセンターを陣取ることができました。
最前列だったけど隅っこだった前回に比べて、ステージ全体を見渡せていい感じです。
フロアに入ると客入れのSE、アディエマスがワタシを出迎えてくれました。


コレとか学生時代によく聴いてたなぁ、懐かしい。
そしてなんとなくなんだけど、Coccoらしい選曲だと思ったり。
薄暗い会場内でSEを聴きながら目を閉じてると、フワフワゆらゆらした感覚に襲われたり。
そんなこんなで定刻よりちょっと押しで照明が落ちて、開演。

Coccoを観るたびに、胸が苦しくなる気がする。
鼻の奥が痛くなる気がする。
それは、彼女があの細い体で文字通り魂を削るようにして歌を紡いでいるということをこちらも感じ取るからなんだろうけれど。
ワタシは特に信心深くもないし、あくまで個人的に思うことなんだけど、Coccoのライヴはなんていうか儀式みたい。
彼女にとってもワタシ達にとっても、大事な大事な儀式。
だから、観ているこちらも、
「楽しもう」
っていうよりは、
「ちゃんと観よう、受け取ろう」
そんなキモチを持って臨まないといけないような気がするのです。
もちろん、その上で楽しむことも忘れてはいけないのですが。

1曲目のカウントダウンのイントロを聞いた瞬間に鳥肌が立って、意味も無く視界が緩みます。
続いて、強く儚い者たちからRaining。
ベスト盤のライヴだし、ある程度予想はしていた妄想セットリスト。
それでも、序盤にこの3曲をたたみかけられたことで、目から出る汗を止めることができなくなりまして。
そしてポロメリアの終わりに一言だけ、
「やっと大阪です!!嬉しいです!!」
って。
そういう風に思ってくれていることが、とてもうれしかった。

Coccoのライヴはバンドメンバーも歌っているCocco自身も基本的には立ち位置からそんなに動きません。
基本的には淡々とライヴが進行していく感じ。
だけど、たとえば、ポロメリアのときにはキレイなブルー、焼け野が原のときにはムラサキっぽい赤と、1曲ごとに変化していく照明と、それからワタシに迫ってくる音と声の迫力が、淡白な感じを与えることはありません。
この日の彼女は、1曲終わるごとにステージの右側へ移動して、ツリーチャイムをシャランと鳴らしたり、パーカッションをちょっとたたいたり。
そして、時折見せる、何とも言えない笑顔が印象的でした。
それから、曲によっては髪を後ろで縛ってポニーテールにしてて。
照明の加減でうつった、その影を見たときにぞくぞくしてドキドキしました。

中盤、Coccoがギターを持ってのRainbow。

この曲が圧巻でした。
静かで重くて、すごい存在感だった。

そして、花冠をつけてotodamaのTシャツを着ての初花凛々。
紙吹雪をバラまいたり、間奏の間にはかぶってた花冠もフロアに投げたりして、そして最後に、
「ラヴ、オトダマ!!!!」
って叫んでくれた。
ワタシにとって毎年特別な意味を持つこのイベントが、彼女にとっても同じように大きな意味を持っていたのかと、とても嬉しくなりました。

この日のCoccoの衣装はアイボリーのドレス。
少しブルーで柄が入ってたかな?とてもとてもキレイなノースリーブのロングドレスでした。

今日着てる衣装は、otodamaで着ようと思ってて。
前の日に作り終わって、部屋にかけてあって、昨日こっちに来るまでずっとかけてあった。
で、てるてる坊主作りながら作ったら東京が晴れちゃった。
やっと着れました。

そんなことを言ってました。
それからまだ内緒らしいんですが、Coccoと一緒にバンドメンバーが銀幕デビューしたそうで。
遅かれ早かればれるんだから、言っちゃえとかゆうてましたな。
そして、

いろんなことがあって、都合良く全部が必然だったって言ったら取っても簡単だけど、でもそうだって思わないとなんかやっていけないこともたくさんある。
otodamaは台風で中止になったけど、東京は晴れてて、自分たちはみんな、大阪に行く気で新幹線に乗ろうとしてたんだけど、中止になったからみんなでスタジオに集まって。
その時に、今の人って、神様の領域に踏み込むようなテクノロジーを持ってて、それは否定はしないけど、旨くコントロールしようとしてて、台風に負けたのは哀しいけど、思い知った。
自然の力には逆らえないと、これは戒めだとそう思って少しホッとした。
それで、みんなでスタジオに集まって、新しい曲を作り始めました。
otodamaがなくなったあの日がなかったらできなかった曲を、otodamaに来ようと思ってた人とか、遠くから来てた人とか、みんなにこの歌をささげます。



こんな言葉から最後に新曲を披露してくれました。
ぼろぼろになった自分の涙腺にフタをすることができなくなった。
そんなとてもとてもアタタカイ涙とキモチに満たされて、ライヴは終了。

この日のアリガトウ。
何より何より、たくさん歌ってたくさん話してくれた、わが愛しの歌姫に。
学生のころから大好きだった歌姫がまだ歌ってくれていることに何より感謝したい。
そして彼女にとっての関西が、特別で、アタタカイ土地であることに感謝します。
それから、一緒した友達はもちろん、この日会えた人も会えなかった人も、同じ空間を共有できた人たちに感謝したいと思います。

さて次回。
まだ追いつかないんですが、翌日の京都磔磔での怒髪天
チケットが取れなくて諦めかけてたんですが、ひょんなご縁で譲っていただけて、行ってまいりました。
引き続きがんばってレポります。