ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

ARABAKI ROCK FEST.12@エコキャンプみちのく

JUGEMテーマ:LIVE! LIVE! LIVE!

明けて、2012年4月28日。
2月に行くコトを決めてから2ヶ月あまり。
文字通り指折り数えて楽しみにしていた祭の2日目。



というわけで。
アラバキ初日の記録です。
早朝4時起床、ホテルへの帰還は深夜12時(笑)。
アドレナリンってすごい。
前日の宵祭終了後、お友達と居酒屋にて打ち合わせ。
仙台駅前からのシャトルバスに乗るコトにしてたんですが、初めての経験だもので、バスに乗るまでどれくらい並ぶかとか全く想像がつかなくて。
で、できれば朝イチの撃鉄に間に合うように行きたかったったコトもあって、何と一便目のバスに照準を合わせて行動するコトになりました。



時間は朝5時45分、駅前にはすでにキャンパーの皆さんの列が!!
その列に並んで2便目のバスに乗り込みます。
一便目に乗ろうと思ったら乗れたんだけど、補助席しか空いてなくて、2便目に。
バスに揺られるコト1時間強くらいで会場に到着しました。
道中にはサクラ並木とダム、会場に到着する前からムダにテンション上がった状態に。
そんなこんなで会場に到着、まずは開場待ちの列に並びます。
周りを見渡すとキャンパーでいっぱい。



いいなぁ、キャンプも楽しそうだよねぇ、とかいろいろおしゃべりしながら開場を待ちました。
ところで、キャンプ場を会場にしてるアラバキ、入場ゲートは2箇所ありまして。
ワタシ達が並んでいたのはメインのゲートではなく、キャンプサイト側のゲートでした。
そりゃあ周りにキャンパーしかおらんわ(笑)。
で、全部で6つのステージがあるアラバキの会場。
キャンプサイト側から入場した場合、ステージでいうと磐越、花笠、鰰(ハタハタ)、津軽荒吐陸奥の順でメインゲート側に向かって歩くことになります。
オフィシャルのインフォメーションでは、会場の隅から隅まで歩いて約20分くらい。
この日、ワタシ達が観たかったライヴはほとんどが荒吐のステージ。
なので、ホントはメインゲートから入場した方が効率はよかったんです。
でも。
結果的にキャンプサイト側のゲートから入場したことが、ワタシと友達のテンションをマックスに引き上げました。
ここから入場するヒトは基本的にはキャンパー。
つまり、目指す荒吐ステージまでの区間、ほとんど他のヒトがいない状態の会場を歩けたんです。
何もかもが、キレイ。
どこを写真に撮っても、何にカメラを向けても、絵になる。

 

遠くに見える山がキレイ。

 


サクラがきれい。





釣りキチ三平とかに出てきそうな沼!!

マーケットエリアとかすっごい楽しそう!!
そして、なんともいえないピースフルな雰囲気がかもし出す美しさ。
つまり、何もかもがキレイ!!
そして、ただただ歩いてるだけなのに、楽しい!!!
そんなこんなでキャイキャイ言いながら、荒吐のステージ後方にたどり着き、この日のベースキャンプを設置。
続いて、朝兼お昼を食べたり、お買い物に行ったり、リポビタンD飲んだり(笑)、キャピタルさんを冷やかしたり(笑)。
その間もライヴは一本も見てないのに楽しくて楽しくて。
そうこうしてるうちにオープニングアクトの撃鉄がはじまりました。
といっても、このフェスの空気を楽しむのに夢中で、スタートに遅れるという体たらく(笑)。
だもんで、ベースキャンプにてゴハンを食べながら楽しみました。

  

彼らを観るのは2回目。
いやぁ、すごいね、ジョージ。
ステージの隅っこのフレーム?みたいなのに登って。
「助けてくれー!」
とかゆうてました(笑)。
最後はトラ?のぬいぐるみ持ってダイヴ。
兜かぶって、
「伊達正宗じゃあ!!」
ゆうて、結構後ろまで運ばれてました(笑)。

続いてそのまま荒吐にてマンウィズを。
リハーサルでDON'T LOSE YOURSELFをやってくれた。
サウンドチェックでやったってことは本編ではやらないってことなんだろうけど、でもお客さんのテンションもそこで一気に上がった気がします。
スタンディングエリアの後方にいたんですが、ホントにパンパンで。
後日知ったんですが、1,500人のキャパの荒吐になんと8,000人が集まっていたそうです。
そりゃあ、身動き取れんくなるわ(笑)。
スペースはなかったけど、楽しくてたまんなくて踊りまくり。
やっぱかっこええです。
チケットぜんぜん取れなくって、最近はライヴで観れてないけど、また観たいなぁ・・・。
あ、あと最後に、
「ワタクシゴトデキョウシュクデスガ」
って言いながらアルバムの発売を告知してました。
これも後日知ったんですが、あの日あの場所で情報解禁だったらしい、すごい。

続いては、the Birthdayに備えて花笠ステージに移動します。



時間的にちょっと早いかなと思ったんですが、2,000人のキャパのステージでしかもテントだから入場制限かかったら悲しいと思って。
だって、アラバキが大好きなバースデーを絶対にアラバキの会場で観たい!!って思ってたから。
そんなこんなで早めに花笠に到着。
したら、まだ最前列がまるっと空いてたので、ハルキさん前の最前列を陣取りました。
そこで隣で同じように待っていた地元の方とお話しする機会がありまして。
イントネーションが違うからか、
「どこから来られたんですか?」
って声かけてもらって。
「京都からです」
って言ったら、
「遠いところからわざわざ来てくれてありがとう」
って。
いやいや、こんなすばらしいところでこんなすばらしい音楽にまみれさせてもらってありがたいのはこっちです。
で、そのあとも色んなお話をさせてもらいました。
観光はされましたか?って聞かれたので、昨日市内はちょっと回りました、って言ったら、
「まだ仙台市内はけっこう復興してる方なんです」
って。
そして、
「もし、時間があったら松原とか行ってみて下さい、市内から1時間くらいで行けるから」
って教えてくれはりました。
ホントにありがとうございます、今年は無理だったけど、来年絶対に行こうと思ってます。
やっぱり震災の時の話も出て。
「関西の方はどうでしたか?揺れました?」
って聞かれて、
「激しくは揺れてないけど、高いビルとかではゆらゆらゆらゆらしてる感じが長時間続いたみたいです」
って答えたら、
「あー、やっぱり揺れたんだ、大丈夫でしたか?」
いやいや、こっちなんてへのツッパリでもありません!!!
この方は、アラバキの会場から20分くらいのところに住んでるんだそうです。
山の方だったから津波とかは大丈夫だったけど、でも電気も1ヶ月くらいなくて、お風呂も入れなくて、何かしなきゃいけないって思ってもどうしたらいいかわかんない状態が続いたんだっておっしゃってました。
そして、あんな光景は見たことがないと。
2度と見たくないし、体験したくないと。
でも、いまこうしてこのフェスが開催されて、来れていることを幸せに思うと。
あぁ、ワタシって無力だなぁ、ってこの時実感しました。
震災があったとき、不安だったけど、ワタシには音楽があった。
ライヴをやることをアーティストが決断してくれれば、行くことができた。
だから、ワタシにできることをやりました。
それは、信頼するアーティスト達にほんの少しだけどお金を預けること。
そんなことしかできなかった自分が無力だなぁって心の底から感じた訳で。
なのに、その方は、
「そういう気持ちがありがたいんです」
って言ってくれて。
自分が関西まで行くのにどれくらい時間がかかるかとかそういうことを考えたら、ここに来てもらえたことがありがたいって。

  

そんな貴重な経験をしながら、the Birthdayスタート。
メンバー登場と同時にすごい押しが。
チバが登場した瞬間に目の前が真っ赤に染まったような気がした、それっくらいカッコいい。
オープニングは新曲の「ROKA」。
初めて聴いたけど、超!カッコイイ。
「Red Eye」の時に革ジャンをはだけたチバの鎖骨がキレイでして。
それからそれからハンドマイク。
チバのハンドマイクですよ、アナタ。
あぁもうっっ!どうしてくれようか、はぁはぁ(笑)←ヘンタイ。
そして、締めは「涙がこぼれそう」からの「なぜか今日は」。
チバの
「オレは、今、アラバキだ!!」
にハートをかっさらわれました。
この流れたまらん、もっとやって!!←ヘンタイ。
後方にいた友達に後で聞いたら、やっぱりテント内にはお客さんが入りきらなかったらしい。
柵の間でべったら漬けになりそうになりながら、跳んで踊って、至福の時間でした。

ワタシがそんな幸福の涙と唾液にまみれてた、まさにその時。
ピーズのステージに前さんが居酒屋ずみちゃんの代理店長として乱入していたらしい、ガッデム(笑)。

the Birthday終了後はベースキャンプに戻って少し休憩。
荒吐ステージのトリ、フラカンの登場を待ちます。
堂島くんも楽しそうだったけど、驚いたのは曽我部さんのやせっぷり。
一時期のぷくぷくの曽我部さんのイメージで待ち構えてたワタシは相当ビックリしました。

で、いよいよこの日の本命、今月に入って4回目のフラカンです。
スタンディングエリア、前さんがわの後方にいたんですが、前さんがずみちゃんルックのままでサウンドチェックしてて。
やっぱりハダカオーバーオールは寒いかなぁ、って思ってたら前半が終わったところで、
「業務連絡!フラカンの楽屋のカギ持ってる人、俺のオーバーオール持ってきてください」って(笑)。
忘れて来ちゃったのね。
衣装に着替えるの忘れるって、何てダイナミック(笑)。
圭介さん、何いうてたかなぁ、前日のフラカン和義と同じで、メンバーチェンジなし、ヒット曲なしのクダリはありました。
あと、バンドがこないだ23歳になったって。
それから、ロックンロールに才能なんて要らないってコトも言ってたかな。
その言葉と併せて演奏された新曲のロックンロールが印象的でした。
で、オーバーオールはメンバー紹介の時に無事に届きまして、ステージのソデで前さんの生着替え!
…いや、見えるわけじゃあないし、見えても困るし(笑)。
圧巻だったのはこの日のヨサホイ。
まずは中途半端なタイミングでドカジャンを着たピーズのシンちゃんがフラフラと現れる。
どうも登場のタイミングを間違えたらしい、つまりはヘベレケだったらしい(笑)。
この後圭介さんとシンちゃんがステージの花道みたいなせり出したところで一緒にヨサホってたんですが落ちやしないかとヒヤヒヤしとりました。
続いてQちゃんが登場!
この2人の登場では案外お客さんの反応薄かったなぁ。
Qちゃんの登場できゃぁぁぁぁぁってなったワタシを見る近くにいた男子の目が痛かった(笑)。
でもそれが一変したのが続いて、せっちゃんと10-FEETのタクマが登場した時。
周りが一気に前に詰まってビビりました。
シンちゃんとお揃いのドカジャンを着てたせっちゃんが、先ほどまでシンちゃんと圭介さんがもつれあってた花道に登場した時の衝撃が忘れられない。
ドカジャン着てるのにファッションモデルみたいでした(笑)。
あと、ワタシがいたとこからは見えなかったけど、DOESのヤスシさんもいたらしい。
そんなこんなで盛り上がったヨサホイも終了したけど、アンコールの拍手が鳴り止まなくて。
「やったらダメって言われてるからみんなで責任とろう」
みたいなコトを言いながらアンコール登場、「はぐれもの賛歌」をやってくれました。
この曲で締めって初めてかも。
圭介さんがすごく嬉しそうでこっちまで嬉しくなった。
でも歌詞飛ばしちゃったよ、しかも、飛ばした挙句出てきた歌詞が間違っていたという(笑)。



続いて、この日の締めの怒髪天
フラカンが予定外のアンコールをやってくれたおかげで、撤収&移動の準備をしていると遠くから「雨上がりの夜空に」が聞こえて来て地味に焦りつつ、陸奥ステージに向かいます。
少しずつ前進して、なんとか肉眼でシミさんが確認できる位置に移動。
そしたら歌ってる増子さんの息が真っ白になってるくらい寒かったのにシミさんが半そでTシャツでビビりました。
しかも、Tシャツの色、白。
見てる方が寒いよ(笑)。
この日の怒髪天のステージは、「アラバキラジオ特薦 みちのくに響く日本の名曲選」というタイトルで、怒髪天&THE JOE-NETSがみんなからのリクエスト曲を演奏するっていう企画。
序盤にバンバンしたの初めてかも(笑)。
後半、デイドリームビリーバーを聴いてたら涙が出そうになった。
上を向いて歩こうを歌ったら、ホントに泣けてきた。
もちろん、怒髪天の楽曲もどれも素晴らしくて、カッコよかった。
途中、何の曲の時だったか、オーロラビジョンに震災があってからの怒髪天のライヴとかの写真が映し出されて、それを見てたら涙が止まらなくなりました。
そして終盤、なんとさとう宗幸さんご本人が登場しての「青葉城恋唄」!
登場されたとたん、一気にお客さんがざわめく。
「本物?本物??うわぁっ、本物だよ!」
って。
2番からは佐藤さんが先導して歌詞をみんなに教えてくれて、お客さんもみんなで大合唱になりました。
この日この場所で、みんなで歌ったこの歌のことはホントに忘れられないと思う。
そして、ワタシたちにとってのアラバキ初日は怒髪天の「雪割り桜」で締めとなりました。



仙台市内に戻って牛タンを食べて、ホテルに戻って、文字通りのバタンキュウ。
次の日も早朝からフル稼働。
という訳で、以下、次号を待て♪

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20120428 ARABAKI ROCK FEST.12 セットリスト

◆MAN WITH THE MISSION

DON'T LOSE YOURSELF(リハーサル)
DANCE EVERYBODY
WELCOME TO THE NEWWORLD
distance
Smells Like Teen Spirit
FLY AGAIN

The Birthday

ROKA
ホロスコープ
Buddy
カレンダーガール
Red Eye
涙がこぼれそう
なぜか今日は

フラワーカンパニーズ

馬鹿の最高
切符 
チェスト 
ロックンロール 
深夜高速
恋をしましょう 
真冬の盆踊り
はぐれ者讃歌(アンコール)

怒髪天&THE JOE-NETS

D&Jのテーマ 
雨上がりの夜空に 
情熱のストレート 
オトナノススメ 
北国の春 
ラブソングを唄わない男 
サンセットマン 
歩きつづけるかぎり 
ハイブリッドレインボウ 
デイ・ドリーム・ビリーバー 
喰うために働いて 生きるために唄え!!
上を向いて歩こう 
青葉城恋歌 
雪割り桜