ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

フラワーカンパニーズ・アコースティック・ワンマンライヴ 「フォークの爆発2012~座って演奏するスタイルです~」@金沢million city

JUGEMテーマ:LIVE! LIVE! LIVE!
今年の4月、金沢でのフラカンのワンマンに行きまして。
その時に発表された、フォークの爆発@金沢。
発表された時にはまだまだ先の話だと思ってたけど、案外すぐにやってきた、夏の金沢。



という訳で、行ってまいりました、フォー爆@金沢。
覚悟はしてたけど、3時間越えのライヴでお尻が痛くなったよw。
…あ、長文です、覚悟してね♪
そして、セットリストおよびネタばれを多分に含んでいます。
これからの公演に行かれる方、気にされる方は見ない方がいいかもです。


海鮮丼を食べて、21世紀美術館を文字通り堪能して。
そんな金沢観光を終えたワタシたちが向かった会場は、雑居ビル?の地下にありました。
上の階はスナック?が何軒か入ってたみたいで、入場待ちの間にもビルに何人かそれっぽい方が入って行ってはりました。
Since 2011ってことは去年できたとこなのね、言われてみれば前さん、4月にそんなこと言ってたかも。



この日の整理番号は何と7番と8番。
だもんで入場の列を作り始めたらすぐに並べるように入り口近くにスタンバってたんですが、開場時間を過ぎてもスタッフさんが出てくる気配はなく。
なんだなんだと思ってたら、開場時間を10分くらい過ぎたころにいきなり、
「開場しまーす!!」
ってスタッフさんが登場。
え、整理番号は???
「ないですよ?」
いやいや、チケットには書いてますが??
そんなことを思いながらとりあえず入場してしまえと開場に入ります。
チケットをもぎってくれたおじさんも、
「受付なんてやるの初めてだ」
ってゆっててちょっと受けました。
ま、結果的に整理番号通りに入場したくらいの順番で入れたし、それにいい場所でがっつり前さんを拝むことができたので良しとします。

開演時間を10本ほど過ぎて、SEというより出囃子と言った方がいいんじゃあないかっていうBGMでメンバー登場。
圭介さんのTシャツがでかすぎてビビりました。
前からTシャツの似合わない人だと思ってたけど、痩せてさらに似合わなくなっとる!!
しかも麦わら帽子かぶっとる。
あと、前さんがせっちゃんのツアーT着てました。
なんだか嬉しくなったけど、どうも衣装を忘れたらしいw。
ということは普段からせっちゃんのTシャツ着てるのね、キュン。
それに対して圭介さんが、
「斉藤くんの宣伝しなくていいんだよ、あんなに売れてるんだからさ」
って自虐的に返してて、ちょっと受けました。
あ、竹安さんは最近のトレンド、グレーベースにひそかに白でドットが入ってる5分そで。
そしてそしてビックリしたのがミスコニの髪型!!
正確にはモヒカンだったんだけど、片一方になでつけてあるもんだから最初、草刈りの場所を間違えた河原みたいになってるのかとw。
しかも本人はかなりイケてると思っている様子w。
のちほど前さんからも、
「とりあえずコニシの横の髪の毛生やしてください!!」
って言われてました。

前さんの、
「サブタイトルに座って演奏するスタイルですって書いてるけど、一人だけ立ってる奴がいる。
今日は2部構成じゃあないんで、途中でトイレ行ったりしてもらっても大丈夫です。」
っていうコトバでライヴスタート。

「大人の子守唄」から「靴下」って2曲やったところで早速うだうだとトーク。
そして、
「フォークの爆発、初めてくる人、どれ位おる?
不安がらないでね、こういう感じだから」
っていう前さんがツボにハマりました。

この日も去年広島で観たときと同様、ちょっと曲やってその分またしゃべって…って言う感じ。
あと、何ゆうてたかなぁ、片町(金沢一の繁華街)の交差点での若手のナンパがすごいって言う話から、ナンパの手段?についての話になりまして。
圭介さんが、
「俺たちの時代のナンパの手口って言ったら、”あれっ、前に会ったことあるよね”だった」
て言って、
「っていう手口で彼がやってるのをみたことがある」
って。
この彼っていうのは竹安さん。
何でも福岡にキャンペーンで行った時に、中州(だったかな)でメンバー全員でナンパをしてみようってことになって、その時に竹安さんがそうやって女子に声をかけてるのを見たらしい。
「でも、そのセリフがすっと出てくるってことは、普段からやってたんだろう?」
って尋ねる圭介さんに、
「東京に出てきたころ、あまりに暇だったからそういうゲームとしてやってたことはある」
って白状?した竹安さん。
でも、最後に、
「ねっ、コニシくん」
ってミスコニに同意を求めてたのが面白かったですw。
そして、
「で、その(福岡での)ナンパは上手く行ってた??」
…覚えてないんかーいっっっ。
対して、
「失敗してたよ。だって4人一緒にホテルに帰ったもん」
ですって。

「酒と女とバクチと自由」はたぶんライヴで初めて聴いた。
それから、
6月末の御堂会館でワタシの涙腺を撃ち抜いた「セロハン」も聴けた。
前さんも言ってたけど、この曲の独特のリズムがすごくいい。
特に最後のサビに入るとこの入りの感じが大好き。
でもやっぱり竹安さんでもやり辛い曲ってあるんだね?

この日はブログにも書かれてたけど、前さんおニューのベースがデビューしてました。
その名も「水色のナンシー」。
…いいネーミングセンスだw。
そして、何となくなんなんだけど、このベースの音、好きだ。
終演後物販で前さんに、
「ナンシー、いい音してました!!」
ってお伝えしたら嬉しそうだったよ。
このベースの色の話もしてました。
「水色」のことを圭介さんが、「水色の腐ったような、透明感のまるでない水色」って表現してて。
「くすんだ水色」とか言えんのかって言われて、
「少なくともキレイな水色じゃあないよね、幼稚園の子供が水もろくに使わずにべちゃぁって塗った水色」
だって。

それからそれから、この日の「発熱の男」がホントに良かった。
久しぶりに聴いた曲だし、アコースティックで聴いたのは初めてだったからかもしれないけど。
とてもとても沁みて、何度も視界が水っぽくなった。
この曲を聴くと、自分が自分らしく振舞うことができなくて、辛かったときのコトを思い出す。
あの時の空気の匂いが自分の周りにだけ漂う気がする。
でも、あの時が無かったら、今のワタシはないんです。
だから、ワタシはこの曲が大好きです。

で、この曲の終わり、この曲(「発熱の男」)歌うと疲れる、って話から、
「今日やるやらんは別にして、フラカンの曲でしんどい曲って他にある?」
って前さんから聞かれた圭介さん。
「いや、とりあえず深夜高速はしんどいよ、あの曲はできることならやりたくないけど、なかなかあの曲に変わる曲が生まれなくて。
でもやらなかったらやらなかったで”なんでやらない”って言われるし、やったらやったで”またやんのか”って言われるんですよ、あーゆー曲は立ち位置がむずかしいですよ」
フラカンが出るフェス、観に来たことあります?
なんだかやらなきゃいけないような雰囲気だからやるけど、露骨に深夜高速終わったらみんな帰っちゃうからなぁ」
的な話をしてました。
最近はそんなのも気にならなくなったって言ってたけど、実は気にしてそうな感じでして。

スピッツの草野さんがいつまでも若いとか、圭介さんはなめられないように最近腹筋をしてて、腹筋が割れるようになってきたとか、そんなトークの後(15分くらいそんな話してたんじゃあないかな)で、
「そんな長いことやってるフラワーカンパニーズが、3年前に作った曲です」
ってMCから演奏されたのが、「40」。
この曲のハーモニカがせっちゃんみたいでカッコ良かったよー。
で、「ハーモニカ」で思い出したんだけけど。
この日の圭介さんは麦わら帽子をかぶってまして。
それが最初は中折れ帽のようにつばの後ろがくりんってなってたんですね。
それが圭介さんがハーモニカホルダーをつけるたびにつばのくりんがなくなる。
そうなるともう何ていうの、夏休みに虫とりに来た小学生みたいで。
で、そのハーモニカホルダーを外すときにまたつばのくりんが復活して中折れ帽に戻る。
これが何ともいえず面白かったです←ヘンタイ。
あと、ニューアルバムの告知から新曲の「旅待ち」。
「ライヴで初めてやります」
っていう曲が聴けてとてもうれしかった。

つづいて、カバー曲。
フラカンのニューアルバムのタイトルが「ハッピーエンド」であることにかけて、はっぴいえんどの曲を。
そして、やった新曲のタイトルが「旅待ち」であることにかけて?彼らのセカンドアルバム「風街ロマン」の中から「暗闇坂むささび変化」っていう曲を。
いやぁ、いい曲だ。
youtube見てたら細野さんが一人で歌ってる動画を発見したので貼っときます。
ほんまにええ曲や。


「ももんが~、ももんが~♪」ってとこの前さんのコーラスがカッコよかった←ヘンタイ。

はっぴぃえんどのドラムが松本隆さんだって話から、「赤いスイートピー」の話になって。
そこから、松田聖子の曲で何が一番好きかっていう話になりまして。
圭介さん:「ピンクのモーツァルト
竹安さん:「風立ちぬ
ミスコニ:「瞳はダイアモンド
前さん:「チェリーブラッサム
圭介さんから、
チェリーブラッサムってどんな曲だっけ」
って聞かれた前さん、
「でーんでけでけでん!!!」
ってイントロのとこ紹介してて吹きました。
でもって家に帰ってyoutubeで確かめてみたら、確かにその通りでも一回吹きました。

続いて、「アニソンコーナー」byグレートマエカワ!!w
タイムボカン」シリーズ第2段、「ヤッターマン」のエンディング、「天才ドロンボー」を演奏。
何がおかしかったって、時折入る、びよよよよんって音のするやつ(調べたらヴィブラスラップっていうらしい)と、竹安さんの「ボォヤァッキィ(ボヤッキー)」。
1番では声の入りがいまいちだったらしく、2番で声を張ったら思いのほかマイクに入った様子とか思いっきりツボに入りました。
ボヤッキー」担当にされたコトをしきりにみんなから謝られてまして。
フラカンにいなかったらこんなことさせられたないだろうに、それはちょっと心苦しい」
って前さんから言われてました。
リハーサル(練習)もフェスとフェスの間のみんな疲れきった時期にやったそうで、
「あんなに覇気のないボヤッキー、初めて見た」
んだそうです。

続いて、今年から始まった「竹安堅一コーナー」。
去年はミスコニがメインボーカルで1曲やってるから、っていうことで、今年は竹安さんがメインボーカルでという趣向。
「タイトルはなしで」
って竹安さんが言ってスタートしたのが、加山雄三のカバーで「君といつまでも」。
セリフのところに過度に期待したんですが、そのパートは「ムーディー小西」が降臨して担当しとりました。
ある意味残念やわ。
歌い終わった後で、
「この曲、キー高いよ」
っていう竹安さん。
出だしはいいんだけど、サビのとこに行くとしんどくなるらしい。
「え、でもキー下げたんじゃあなかったっけ」
って言った前さんに、
「いや、ユウゾウもっと低いよ」
って。
「ユウゾウ」って!!
友達ちゃうねんからw。

お次はRCサクセションのカバーで、「SUMMER TOUR」。
イントロのタイミングが上手くいかなかったのか、圭介さんが
「サマ~タイム♪」
って歌い続ける。
そこから、曲の入りまでがホントに面白くて。
「サマ~タイム、どんな夏だった?ミスター小西?」
「サマ~タイム、初めてモヒカンにした~♪」
これでもかなりキタんですが、その後がさらにすごかった。
「サマ~タイム、どんな夏だった、竹安堅一?
「暑過ぎて~、5年振りにアイス喰った~」
「アイスの種類は~、何~♪」
「パ~ピ~コ~♪」
パピコ~、2本喰った~?」
「Qちゃんが半分くれた~」
パピコ~、何味喰った~?」
「カルピス~味~♪」
こんな流れから、前さんのめっちゃカッコいいベースラインが入ってきて曲がスタート。
うわぁぁ、この曲、大好きなんだよう。
それがフラカンのカバーで聴けてめっちゃうれしい。
でもあいまあいまに「パ~ピ~コ~」はやめて、腹筋が切れるから。
曲の締めにも
パピコでした」
って言った圭介さん。
メンバーもこの「パピコ」が相当ツボに入ったらしく。

TUBEのカバーの「あぁ夏休み」を気持ちよさそうに歌う圭介さんがステキでした。
「鈴木が歌うまいんだぞってとこを見せるパート」
って前さんが言ってたけど、ホントにその通りでした。
ほんっとに気持ちよさそうだったなぁ。
それにしてもこの曲20年も前なのか、自分の年齢を感じますw。

ここからがラストスパート。
竹安さんがマンドリンを持っての「夕焼け」から「チェスト」、「アイム・オールライト」で本編の締め。

そしてアンコール。
曲に入る前に、
「長時間だけどみんなトイレとか大丈夫なの?」
って話してましたね。
本編終わった途端、みんなでトイレに駆け込んだらしい、想像しただけで萌えるw。
あと、
「金沢には来年になるだろうけどニューアルバムのツアーで来るから、万が一の時に備えて天才ドロンボーyoutubeで観といてください。
もしかしたらバンドセットでやるかも知れんよ」
って言った前さんに対して、
「俺はあぁ夏休みがいい」
って圭介さん。
まさかのウルトラソウルもあり得るそうです。
うむむ、どれでもいいからバンドセットで聴いてみたい!!
そして演奏されたのがアコースティックの「LOVE ME DO」。
ステキだった!!
そして、最後の最後に、
「ブルースを1曲」
って、演奏されたのが「いいことありそう」。
これで約3時間のライヴはホントにお開きとなりました。

開場を出たら、9時半を回ってて。
お友達が11時半のサンダーバードで富山に向かって旅立っちゃうということで、大急ぎでヤッホー茶漬けを食しまして。



ビックリしたよ、ホントに
「ヤッホー」しか言わないんだよ?
これだけで日記ひとつ書けるよ?
だもんでそのうち書くよ?

そして富山に旅立つお友達をお見送りして、ホテルに帰ってお風呂に入って、記憶を整理したりしてるうちにバタンキュウ。
これにて初日の記録は終了。
翌日の名古屋に続きます。

フォー爆は、普段のライヴでは聴けないような曲と隠し球に溢れたライヴ。
普段良くライヴ聞いてる曲も、アコースティックで聴くと雰囲気が変わっていいもんだなぁって思います。
正直言うとこの日は曲の入りを何回か間違えたり、チューニングに時間がかかっちゃったり、段取りがあんまりよくないなぁって思ったけど。
でもメンバーがとても楽しそうで、とても嬉しかった。
1ツアーで複数本行くのは初めてなので、セトリがどんな風に変わるのか、雰囲気がどんな風に変わるのかとても楽しみです。

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20120811フラワーカンパニーズ@金沢million cityセットリスト

出囃子
ヴァーボン・ストリート・ブルース/高田渡とヒルトップ・ストリングス・バンド

大人の子守唄
靴下
変わらないもの
酒と女と博打と
セロハン
夏の空
君のこと
発熱の男
40
旅待ち

暗闇坂むささび変化(はっぴぃえんど)
天才ドロンボー/アニソンコーナー
君といつまでも(加山雄三)/(竹安さんメインボーカル)
SUMMER TOUR(RCサクセション)/パピコ
あぁ夏休み(TUBE)/ウルトラソウル枠

夕焼け
チェスト
アイム・オールライト

(アンコール)
LOVE ME DO
いいことありそう