ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

サンボマスター『ロックンロール イズ ノットデッド ツアー』@金沢AZ

 
ワタシが初めてサンボマスターのワンマンを観たのは、神戸のSTAR CLUBっていうライヴハウス
三ノ宮の高架下にあるハコなんですが、あそこってキャパ250人くらいだったのね。
あのときの暑さと熱さが忘れられませんで。
コンパクトなサイズのハコでもう1度彼らを見たいとずっとずっと思ってて。

そして、今回のアルバムの充実ぶりに、狭いハコで観たいメーターが振り切れた結果、行けそうな日程、地域をはじき出し、金沢という答えが出てまいりました。
でもって、エントリーしたら当選したやないの、これは行かんとあかんやないの。



というわけで、2012年11月4日、日曜日。
金沢AZでのサンボマスター、行ってまいりました。
行きから帰りまでガチで1人だったのはホントに久しぶり。
最後尾スタート、山口君前のモッシュにガチで巻き込まれ、ややはじき出され気味にセンターへ。
そこからまたまたモッシュに押し出されて到達したのが近藤さん前の2.5列目ww。
あぁ、ワタシがサンボでマイペースに暴れたらこんなことになるんだなぁ、って実感w。


この日は朝10時のバスで金沢を目指します。
2階建てのバス、久しぶりに乗りました。
バスの中ではもっぱら読書と昼寝。
そんなこんなで金沢の繁華街?ド真ん中片町に降りたったのが午後2時くらいだったかなぁ。

まずは腹ごしらえ。
夏にフラカンのフォー爆を観に来たときには行けなかった宇宙軒食堂へ。
増子さんもお気に入りだというここの豚バラ定食をいただきます。
早かったよ、注文してから1分半くらいで出てきたw。
豚バラの焼いたのと、おみそ汁とゴハン、たくあんで630円、安くておなかいっぱい。

 

まぁ、このタレがゴハンにもキャベツにもよく合いまして。
普段ゴハンってなかなか食べきれないんですが、これは例外、完食してしまい。

で、満腹になったので、犀川の辺りをお散歩したり、わざわざ路地裏に入ってみてお散歩したり、にゃんことにらめっこしたりw。

 

 


そんなこんなで開場ちょっと前くらいに会場に到着しまして。
ただいま、金沢AZ、また来たよ♪



ここのハコ写真撮るとこいっぱいあるから好きですw。

 

相変わらずのヴィジュアル系の推し方が素晴らしいw。
そして、フラカンのポスターも貼ってたのに、撮るの忘れた、くそう。
あ、中の階段のとこにあった怒髪天BAWDIESは撮ったよ。

 

開場の時間になっても整理番号順の列を作ってなかったので??ってなってたんですが、時間をちょっと過ぎたあたりでスタッフさんが登場、
「はい、今から番号呼びます」
…いきなりですかww???
そして、1番から50番までは何と1人ずつ呼んで入れてました、これってのんびりしてるっていうの?、丁寧っていうの???

まいいや。
この日の整理番号は100番台。
番号通りに入場はしたものの、前方の詰り具合が息苦しくて、最後方でスタンバイ、開演を待ちます。
先日のZEPPに比べて格段にせまいステージに、この日のライヴに対する期待感は否応なしに高まるわけで。
それにしても、このハコで会場から開演が1時間ってちょっと長いよ、疲れたよ。

なぁんて思ったところで、暗転。
いつものゴダイゴで一気にフロアが前に詰まります。
…ヒトってあんなにいっきに移動できるのね、でもってあんなにぎゅうぎゅうになれるのねw。
そんなことを案外冷静に思ってたんですが、入りのSEが
「ジャーーーーンッッ!!」←わかる人にはわかる。
ってなったところで、この日1回目のプッツン。
オトナ見エリアの方々をかき分けて前方へインww。

金沢は何と5年振りなんだそうで。
「5年振りだっていうのに、さくっと売り切れて下さって本当にありがとうございます。
ここ、300人以上入りますって聞いたけど、こうやってみたら150人くらいしか入らないように見えますが、ケガすんなよ、ケガさせるなよ、めちゃくちゃやりますよ!!」
あと、近藤さんが「ソラニン」に出てから女子が増えたって話から、
「昔は女の子1割もいなかったけど、最近は6割くらい女の子の日もあるんですよ」
…でも金沢は圧倒的に男子が多かったよw、前全く見えんかったもんww。
「チカンしたらぶっ殺すぞ、お前ら」
そんな言葉から、「衝動バケモノ」でライヴはスタート。

この日も一段落ごとに
「…☆◆▲*※◇!!サンボマスターです!!よろしくお願いします!!」
ってやってました。
がんばって聞き取ろうとして見たけど、でもって、前の方にいてもやっぱり聞きとれなかったよ、たぶん、ありがとうございます!!はあったと思うけどww。

それにしてもオトナ見エリアを抜けたらもはや安息の場所はありませんで。
それにあんまり深く考えずに前進してしまい、気が付いたら山口くん前のガチモッシュエリアにおりまして。
前半の3曲くらいで早くも汗だくになりまして。
だもんでモッシュエリアから徐々に抜け出して、センターに移動。
まぁ、センターでも相当なモッシュに巻き込まれたんですが、楽しい。
それに前回のZEPPの時は見えなかった3人の表情がとてもよく見えて嬉しい。
ヒトの波に文字通り呑みこまれながら踊って跳ぶのが楽しすぎて、どうしたらいいんだろうって思ってしまいました。
汗にまみれながら、ガチでヒトにぶつかられて足も踏まれたりして、蹴られたりヒジが入ってきたりして、もちろんきっとワタシもおんなじことをそこにいた他の誰かにやらかしてたはずで、それはたとえようもなく不自由な状況のはずなのに、なんでこんなに楽しいんだろう。
それはそこにバンドがいるから、もっと言うならサンボマスターがいるから。
そして、彼らから、
「踊れ、踊れ!!」
ってあおられるから。

そして、1曲終わるごとに、
「みんな、ありがとう!!」
歌うごとに、
「力を、貸してくれ!!」
って言う山口くんがとても印象に残っているのです。

前回もそうだったんですが(っていうかセットリストはたぶん前回と一緒だったかとw)、中盤の流れに圧倒されてしまって。
「青春のかけら」からの「あなたのことしか考えられない」
この曲の前のMC、
「去年、あんな日本中がしっちゃかめっちゃかになってしまって、おれ、ラブソング書いたはいいけど、好きだとか愛してるとか、本気で言えてるのかと自分で思ってしまって」
って。
そのあたりのコトバは前回大阪で聞いたものと同じ内容だったけど。
ただ、
「みんなの前でうそくさいことは歌いたくない」
そう言った山口くんのコトバが忘れられない。

そして、「I love you & I need you ふくしま」。
1コーラスめはアコースティックヴァージョンで歌って。
「俺は金沢に、ふるさとのことを歌いにきたんだ。
ふるさとの、福島のコトを思って歌うんだ。
でも、みんなは福島のコトを一番に思ってくれなくてもいい。
金沢のことでも、恋人のことでも、好きな人のことでも、じいちゃんやばあちゃんのことを思ってくれてもいい。
そんなヒトがいない人は好きなアイドルのコトをおもってくれてもいい。
オレが福島のコトを歌って、みんなが愛する人のことを思って歌って、お互いの想いが出会ったらそれをロックンロールって呼ぼう。
ロックンロールって呼んで、わぁっって騒ごう」
こんな山口くんのコトバをはさんで、2コーラスめからはバンドセットで演奏されて。
泣きそうになりながら歌ってる山口くんの姿を観てると涙が出てしまって。
そして、近藤さんと木内さんのとても力強い表情にドキドキした。
ワタシはこの曲で暴れるコトはできません。
ワタシの想いがこの曲にちゃんと乗っかってくれるように、祈ることしかできないのです。

そして、前回のZEPP Nambaでその日のワタシの全部を持って行った「ビューティフル」。
この日もこの曲で完全にメーターが振り切れてしまって。
センターのモッシュ男子達の中に飛び込んでしまって。
押し出されて押し出されて、気が付いたら3列目くらいにいて。
普段、ライヴ会場であんまり歌ったりしないんですが、この曲だけは珍しく歌ってしまった、それも(たぶん)相当に大きい声でww。

フェスでライヴを観たお客さんからtwitterでこんなコメントをもらうんだそうで。
「山口さん、サンボマスター見てると、ロックって演奏って関係ないんですね、本当にありがとうございました!!」
「山口さんの歌聞いてると歌唱力って関係ないって実感しました!ありがとうございました!!」
そんなことを言われるらしく。
「おまえら、奥田民生さんにもおんなじコト言うか??」
とかゆうてて受けましたが、それはさておき。
そんなことないと思うんですよね、個人的には。
特に最近の彼らは、とてもメロウでソウルフルだと思う。
そのコトは後半に演奏されたインストVer.の「静かに光り続けるもの」でハッキリ証明されていると思います。
自然にカラダが動き出す感覚は演奏の上手い下手だけに左右されるものではないけど、でも相当にクオリティが高い演奏がされてるコトは確かだと思います。
そして続いて、今回もございました、木内さんハンドマイクコーナーww。
この日もシルバーのモールかけられてバラの造花を持って、ステージの袖にある段差に木内さん登場、その名も”ブラザー木内”これ相当にウケました。
最後にモールを投げて、バラも投げて。
傷彦かwww。

あと、アンコール前の山口くんのコトバ。
「みんなすごい。
跳んで回って。
もうね、技術点とか付けたくなりますね」
って。
これには大爆笑w。

そんなこんなで泣いて笑って踊った2時間半は本当にあっという間。
本当に楽しかった。
湧き上がってくる音と歌と何とも言えないパワーを感じ取ることができた2時間半。
ガチでの一人参戦、しかも遠征は久しぶりだったので、緊張もしたりもしてたんですが、そんなことはまったくもって関係ありませんでした。
終演後は夜行バスで帰京して、翌朝そのまま出勤、というまたまたぶっ壊れたことをやらかした訳ですが、ワタシが大好きな音楽とライヴにはそんな無謀なwプランを実行に移させてしまう、何とも言えないチカラがあるのだと思います。

 

さて、次回。
11月8日木曜日、ZEPP NAGOYAでの『Zepp!Step!SMA!』に行ってきます。
3年ぶりくらいのユニコーンに、アラバキぶりの堂島くん、それからオトダマぶりのビートモーターズ。
どれも楽しみだけど、ひそかにAMEMIYAを観れるのが楽しみだったりしてw。




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20121104サンボマスター@金沢AZセットリスト

衝動バケモノ
恋する季節
青春狂騒曲
世界を変えさせておくれよ
スイートソウルドラマー
泣いてばかりじゃ見つからないぜ
君を守って君を愛して
あなたに心奪われたから
美しき人間の日々
青春のかけら
あなたのことしか考えられない
I love you & I need you ふくしま
ビューティフル
静かに光り続けるもの(インスト)
静かに光り続けるもの
光のロック
あの鐘を鳴らすのはあなた
そのぬくもりに用がある
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
できっこないを やらなくちゃ
ロックンロールイズノットデッド
(アンコール)
歌声よおこれ