ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

片山尚志 春宵独演会@京都拾得

JUGEMテーマ:LIVE! LIVE! LIVE!    

あけて、3月25日、金曜日。

京都拾得での片山尚志さんの弾き語りワンマンを観にいってきました。

彼が片山ブレイカーズっていうバンドのヴォーカルであることは知ってたんですが、ほとんど曲も聴いたこともなく…、でもゲストで騒音寺のなべさんが出ると聞いて、行きたかったんですが、でも1人で参加する勇気も持てず…だったところに友達が誘ってくれて、参加を決めました。

行ってよかった、ホントにいいものが観れました。

なべさんに会えるからと、花柄のワンピースなんて着て浮かれるワタシ。

…変態。

仕事を定時ダッシュで切り上げて、四条大宮で友人と合流、バスに乗って会場を目指します。

会場は堀川丸太町のバス停から歩いて5分くらいのところ。

酒蔵を改造してつくられたハコというコトで、何とも言えずレトロな雰囲気があってステキ。

あぁ、磔磔と一緒で2階が楽屋なのね、このハコになべさん、めっちゃ似合うやん、って早くも妄想モード、爆発(笑)。

とりあえず、ゴハン食べようってことで、ワタシはチーズサンドとカフェオレを注文。

…だって、coffee houseって書いてたから。

いやいや、寒かったのであったかいものが飲みたくて。

どちらもとっても美味!!でした。

そうこうしているうちに、かたやまくん登場。

白いシャツに黒いパンツというめっちゃシンプルないでたち。

バンドでのイメージしか持ってないから、ちょっとびっくりしました。

初めて生で観るかれは、なんていうか…目がきらきらしてて、髪の毛とかさらっさらで、とてもカワイイ(笑)。

もう、どんな曲やったかとかまったくわかんないんですが、1曲目の途中で自分でパーカッションのスイッチを踏んでしまって、めっちゃしんみり?した曲やったのに台無し?になったり。

2曲目の途中で、

ボンッッ

ってすっごい音がして、そこから機材トラブル。

「いや、もうわからへん」

とか言って髪の毛ぐちゃぐちゃって…この人カワイイやん!!

で、そのトラブルのせいで、思ってた時間配分が狂っちゃったんでしょうね、時折ちらちら私たちが座ってた席の斜め上をみあげるかたやまくん。

時計があったんかな、でも、その表情があんまりにもかわいくてかわいくて。

いま、日本中が大変なことになってて、こんなときに生まれたばっかりの赤ん坊を抱く機会があって。

その赤ん坊を抱いたときに、本能的に、

「守らなあかん、この命を大事にせなあかん」

って思った、そんなところから生まれた、

「成長」

っていう曲。

これがまた、めちゃめちゃいい曲でして、このあたりから涙腺が壊れ始めて。

初めての弾き語りワンマン、2部構成でやって間に休憩をしっかりはさもうと思ってたそうなんですが、機材トラブルもあったので、休憩時間を削って曲をやってくれました。

で、休憩時間。

2階からなべさん、登場。

ビールを受け取って、階段に座り込むなべさん。

何が彼をあんなにステキに見せるんだろうと、友人と語り合う。

結論。

高い身長と、長い手足とおっきい手を持て余してる感じがステキなんだ!!というコトに。

で、第2部。

「なべfrom騒音寺!!」

の声でなべさん登場。

きらっきらの赤いジャンプスーツ!!!!

座ってギター弾くだけやのに、なんて気合いの入れよう(笑)!!!

ステキ過ぎます。

「片山ブレイカーズってブルースやらんよね」

って、はじまった

「のらのぶる~す」

それから、

「今、世の中は、自粛だ自粛だって言って、外食とか控えましょうとかいってるやつもいるけど、日本の国土の半分があかんようになってるんやったら残り半分が景気よかったら、その分お金が回るんわけやから、外食バンバンすればいいと思うし、音楽はドンドン鳴らしたらいいと思う。

だから、今日、自粛しちゃた人、残念でした。

今日来た人たち、来れた人たち、本当にいいと思う」

ってなべさん。

そこから演奏された、

「帰り道」

どっちもステキでした。

で、2曲演奏してなべさん退場。

「1回やってみたかってん」

っていいながら客席にピック投げてました。

カワイイ♪

そこから再びかたやまくんの1人弾き語り。

「今、被災地に歌は残念だけど、悔しいけど、届かないと思う。

自分も阪神大震災の時路上でチャリティライヴとかやってるやつみて、何浮かれとんねんって思ってたから。

今は、歌が届くようになるまで、金を送ることしかできないんです」

「今、こんな時に歌うのもどうかっていろんな人に言われたけど、でも、今日ここにきてくれた人たちひとりひとりのために精一杯、力の限り歌います」

で、最後に演奏されたのが、

「地球最期の朝がきて」

っていう曲。

MCの時点で涙腺がゆるんでしもてたのが止まらなくなってしまいました。

今回、初めて彼のライヴを観たんですが、このシチュエーションで観れて本当に良かったと思いました。

拾得っていうハコで、アコースティックで、歌詞と音がどんどんどんどん胸の中に染みてきて、響いてきて。

初めて観て、聴いたものばっかりなのに、こみあげるものが止められなくなって、泣いてしまった。

こんな涙ならいくらでも流れてくれていい、ホントにそう思います。

終演後の会場で、撮らせていただいた2ショット。

かたやまくん、ヤンキーに絡まれる中学生みたいになってます(笑)。

この日のアリガトウ。

拾得という、素晴らしいハコに。

次回フラカンがあるときには這ってでも行きます(笑)。

それから、久々にこんな新鮮な感動を与えてくれた、かたやまくんに。

もちろん、なべさんにも。

今回も終演後、がっつり握手してもらいました。

翌日から騒音寺は東京でライヴ。

アコースティックとかじゃあなくって、しっかりロックンロールやってくる、って言ってはりました。

そして、誘ってくれた友人に。

こんなきっかけをくれて本当にありがとう。

さて、次回。

4月4日、シネマート心斎橋でのフラカンの映画上映会?に参加です。

これはライヴか?

まぁいいや、フラカンは心斎橋ぶり、前さんはヨコロコぶり。

今から楽しみで仕方ありません♪