ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

BONE TO RUN! YUMEBANCHI!@岡山オレンジホール

JUGEMテーマ:LIVE! LIVE! LIVE!

3月振りのクロマニヨンズ
去年のOTODAMA振りのBAWDIES
約1年2カ月振りのせっちゃん。



という訳で。
2011年5月29日。
今月13本予定中の13本目のライヴは、岡山。
台風が来てるってのに行ってきました、オレンジホールでのイベント。
しかも岡山まで行って、ライヴだけ観て帰ってきたっていう…(笑)。
しかもしかも、帰ってきてから熱出して寝込んだっていう…。
社会人として洒落になりません(苦笑)。

お昼ごろに高速バスで京都を出発、大雨の中を岡山に向かいます。
東京から新幹線で向かってた友達と岡山駅で合流、会場を目指しました。
会場は最寄りの駅からでも歩いて15分くらいかかりそうなとこ。
問屋街の中に目指すホールはありました。
人の波に乗って歩いて、到着したら…
でかい、でかいよ、この会場。
何人入れるんだよ、ここに。
ちょうどワタシたちの整理番号呼ばれてるとこだったので、そのままするっと入場。
クロマニヨンズでいうマーシー側の隅っこを陣取って開演を待ちました。

ほぼ定時にBAWDIESがスタート。
いやん、カッコいい、カワイイ。
ロイくんのヴィジュアルと声のギャップにはいつも萌え萌えしてしまいます。
何ていうの…わさびおろしみたいな声??
…ほめてるんです、これ。
それから、ホントに踊りやすい曲!!
知らない曲でも勝手に体が動くって大事なポイントです。

あと、MCが若い感じでまたカワイイ。
いちいち確認形でMCしてる姿がいとおしい。
うちのバンドにもマーシーがいるんですよって話で。
楽屋で、
「生まれ変わったら何になりたい??」
って話をしてたそうで。
ロイくんは生まれ変わっても自分になりたいんだそうです。
「自分大好きなんで!!」
こんなこと断言できる人そうそういないよ??
で、BAWDIESマーシー(ドラム担当)は、
「えぇ??…外人??」
理由は、
「楽しそうだから」
えぇぇぇと。
どうツッコミ入れてあげたらいいんですかね。
カモーン!!マーシー!!!!

あと、
「岡山って名産品なんですか?桃?桃太郎??でも今日はHOT DOGで!!!!!」
いやん、カワイイ。

何の曲のときだったか忘れたけど、
「はじめて観たけど、かっこいい!!!!」
って男子の声が飛んでてなんだか嬉しくなった。
もちろんメンバーも嬉しかったと思うけど、なんでかワタシまで嬉しくなった。

続いてせっちゃん。
出てきた瞬間に萌えた。
まさか序盤にに歌うたいのバラッドやるとは思ってなかったからびっくりした。
久しぶりに生で聴いたら沁みた。
で、そこから、
「今日、初めてやる、こないだ出来上がったばっかりの新曲です」
って、猿の惑星って曲を。
ワタシ的にはポップなせっちゃんは今一つで、ロックな感じでガンガン押してくる彼が大好きなので、曲はかなり好み。
歌詞も風刺のきいた感じでいいじゃあないかっ、って思ってたら。
曲の終盤で、
「♪ウキキッキ、ウキキッキ、ウキキッノキ」
…発売される段階ではそこに何か別の歌詞が入るんでしょうか??
っていうかそもそも発売できるんでしょうか。
もろに「放射能」って歌ってた気がするのですが。
で、続いて、
「じゃあ、例のやつを」
って前振りから、ずっと嘘だった。
あぁ、やった、やってくれた。
曲の最後に、
「今までアリガトウ、原子力
原子力、ホントにアリガトウ。
でも、もういらねぇんだよ」
みたいなこと言ってたかな。
なんだか地味に感動しました。
あの曲を歌うせっちゃんの姿がモビーのtweetから飛んでくるまで、原発のニュースを観ながらワタシは、
「なんで今、清志郎さんがいないんだろう」
「今、清志郎さんは生きてたかったはずなのに」
ってそればっかり思ってました。
それは、清志郎さんほどパンチの効いた行動で人の度肝を抜いて、そしてストレートな抗議をできる人はそうそういないと思ってたから。
でも、せっちゃんがいい意味でワタシの嘆きを裏切ってくれた。
初めてあの動画を観たときに痛くなって、それから熱くなったムネをワタシは一生忘れないと思います。

そして、彼女は言ったから歩いて帰ろうでせっちゃん終了。
彼女は言ったの例(笑)の部分。
さんざ
「何?何が欲しいのか言わないとわからないよ???」
って岡村靖幸ばりのセリフを振り回したあげく、
「…ヒロトのオ○ン○ン」って!!!!!
いやーん、ドッキドキ♪
冷静に、
「先週も京都でやってましたよ、舞妓さん相手に」
っていう友よ、あなたはすてきだ♪

そしてそして、クロマニヨンズの登場を待ちます。
おや、前説くん、ボウズになってる。
中学生みたいだよ????
相変わらずのカミカミの前説から、SE、そしてメンバー登場。
隅っこの方だったので、ばっちり見える。
ヒロトがアーミーシャツ着てる!!
個人的には彼がこのシャツ着てるのを観たのって、大阪城ホールのロックオデッセイで清志郎さんとのセッション観て以来かも。
それだけでもテンションあがってたのに、オープニングがいきなり弾丸ロックだなんて!!!!!
ここでワタシ、本日1回目のプッツン(笑)。
友人を残して前線へ飛び込んでしまいました。
弾丸ロックが終わって、ヒロトが、
「ようこそ!!!!!」
って言う。
なんだかホッとした。
なんでかわからないけど、すごく温かい気持ちになった。
ホッとしたついでに、友人がいるところに戻る。
だって、このまま最後までもたないと思って。
…やっぱり案外冷静(笑)。
そのまま、キラービー、アウト、うめぇなぁもうって。
ホントに久々にライヴで聴く曲が続いて、この上がりっぱなしのテンション、どうしたらいいの(笑)??

「今まで、何時間くらい生きてきたか数えられませんが、何年かならちょっとわかる。
何十年か…生きてきて、その日ごとにいろんな条件があります
雨が降ったり、風が吹いたり、放射能が降ったり。
そんないろんな条件がありますが、僕は、生まれてから今日までで今日が一番好きです。
今日、最高!!」
「このすべての状況に感謝しながら、みんなにも感謝したい」
そんなMCから、流線形。
なんだろう、ヒロトの言葉ってとてもシンプルで、だからこそ胸を打つ。
シンプルに、ストレートにワタシたちに伝わってくるのです。

そして、後半。
「コンサートって段取りが決めてあって、何が言いたいかって言うと、こっからは後半の盛り上がるところだから、ペース配分とか考えずに、しっかりモトとって帰ってください♪」
みたいなMCから、土星にやさしく、オートバイと皮ジャンとカレー、そして、エイトビートへ。
あの、震災の日に京都会館で聴いたエイトビートを思い出した。
「みんな、無事でいろよ」
って、ヒロトのせつなそうな叫びを思い出した。
この日のヒロトはこの曲にいっぱいに詰まった、「生きる」という意味をまるで語りかけるように歌ってて、ホントに泣けました。
そして、紙飛行機で本編終了。

アンコールはもちろんメンバー全員上半身おハダカで♪
「今日があってよかったなぁ。
明日もそういうふうに思えるようになったらいいなぁ」
ってヒロト、アナタ涙腺直撃するコト言い過ぎです。
泣きながらあんなに踊ってるなんてさぞやおかしい人に見えたコトでしょう、ゴメンナサイ(笑)。
で、アンコール2曲目に最近の締めの定番曲でもあるタリホーをやったので、これで終わりかと油断してましたら。
そこからまさかのストンプ!!!!!
はい、2回目のプッツンです(笑)。
最終的にはマーシー前2列目まで突入してしまいまして。
そんなこんなで文字通り息も絶え絶えになってイベント終了。
岡山駅まで戻って新幹線で帰途に着きました。

この日のアリガトウ。
素晴らしいライヴを見せてくれた3組の出演者に。
その中でも特にクロマニヨンズに。
正直言って、ここ2年ほど彼らのライヴをすごく冷静に観てる自分がいたんですが、この日は冷静でなんかいられなかった。
新旧取り混ぜたかなり濃い味の、そして楽しめるセットリスト。
でも、旧い曲だからとか、新しい曲だからとか、そんなことでもなく。
ワタシが聴きたかったのは、観たかったのはこれだぁ!!!!
って思えた訳で。
ヒロトがとかマーシーがとか、コビーがとかカツジがとか、そんな感じではなく、クロマニヨンズが大好きだぁっって思えたライヴでした。
それから誘ってくれた友達に。
個人的にいろいろあって、岡山でクロマニヨンズを観ることに全くためらいがなかった訳ではなかったんだけど、行って良かった。
この日、ここに来なかったら、ワタシはこのまま緩やかにこのバンドから離れていってたかも知れない。
そうならなくて良かった、本当にありがとう。
そして、この日は会場が広すぎて、人が多すぎて、誰にも会えなかったけど、でももちろんみんなにアリガトウを!!!!

さて次回。
明日、6月3日。
十三ファンダンゴでの片山ブレイカーズ主催のチャリティライヴに。
風邪が治りきってないので、マスクマンで参加予定。
無理はせず、楽しんでこようと思います。