失われない音楽祭~梅田シャングリラ8周年記念感謝祭~@梅田Shangri-La
夏期休暇2日目の2013年8月11日、日曜日。
オーサカは息をするのもツライくらいの猛暑。
その猛暑のなか、梅田シャングリラでの音楽祭に行ってまいりました。
奇妙くんのライヴに行きたい熱が激しく高揚した結果一般発売でチケット取って、案外あっさり取れたのでうっかり油断していたんですが、その直後にソールドアウトになってたのね、しらなんだ。
そりゃそうだ、ソガバンと奇妙くんの2バンだもんね。
この日はお昼過ぎにおうちを出発、のんびり大阪を目指します。
途中、大阪までの電車の中で別会場でのライヴに参加する友達とライヴ後の夕食の約束をして。
大阪でJRを降りたら、さすがお盆休み、すっごいヒトでビビりました。
それでも何とか荷物をコインロッカーに入れて、シャングリラへ。
道に迷うかなぁって思ってたんですが、案の定迷いましたww。
それでも何とか開場直前にシャングリラに到着して。
何気にはじめましての会場です、カワイイハコやね、これは終わってから撮ったけどw。
ちょっと押しで開場して、整理番号どおりに入場(30番台だったけど、その前に先行の人たちがいたので、実質120番くらい?でした)、とりあえずフロアに下りたら隅っこだけど最前列がぱかっとあいてたので、そこにイン。
したらば、まぁ手すりがあるわけなんですが、私が立った横にはタオルがかけてあって。
あ、やっぱり場所取りするヒトってどんなライヴにもいるんだねーって思ったけど、別にタオルかかってる場所を侵した訳でもなく、ま、ホントの隅っこだけどいいかぁってそんな感覚で。
しばらくして、タオルスペースに女子が1人入ってくる。
ほうほう、場所取りしてるようなヒトはこんなヒトね、って思って見てたら、その女子が手招き。
そこに別の女子が入ってきて、手招き女子は消える(すなわちこのヒトもどっかを場所取りしてたのよね、きっと)。
で、入ってきた女子、手すりにおいてた私のヒジをガンッッッって押し出す感じで踏ん張って(実際に押し出されたww、ビックリした)、私が押し出されたスペースにデカイ(実際にはそこまでデカくないのかもしれないけど、そのときの私には相当デカく感じた)男子がイン。
…もうお前の背中しか見えねぇ。
というわけで、後方にさがって、ドリンクカウンターのところで好きに躍らせていただきました。
決して悪いイメージを持っていたバンドではなかったけど、一気にイメージダウン(ワタシの中で)。
↑Tシャツとタオルで判断させていただきましたので、先入観はないはずです、あしからず。
なので、ワタシが昔っから大好きだったこの曲をやってくれたコトだけ記して、後は割愛いたします。
でも、ええライヴやったと思うよ。
サニーデイのころよりもはるかにむさくるしくて、暑苦しくて、必死で。
でも、タイトルにもある「青春」、ってこんな感じなんだろうなぁって思います。
ま、MCとかほとんどなかったし、知らない曲も多かったからそんなに書くことないんやけど。
あ、曽我部さん、また膨らんでた、っていうかむっちりしてた。
そして転換。
あ、このイベントでは転換中にサカグチマナブさんがDJを回してて。
フツーにSEがかかるのと何がちがうのって思うヒトもいるかもしれないけど、ぜんぜん楽しさが違います。
曲をかけるタイミングはもちろん、フェードインするのかそれともカットインするのか、全部をお客さんのために計算してタイミングを計って提供される音とSEは根本的に違ってて、楽しさがケタチガイ。
だから、DJのあるイベントは1人で行っても十二分に楽しめる、そう思っております。
で、トラベルスイング楽団。
いったん閉まっていた真っ赤な緞帳が開いて。
そこにはバンドがすでにスタンバイ。
そしてピアノが鳴って、ラッパが鳴って、奇妙くんが飛び出してくる。
最高にワクワクした。
黒シャツに黒パンツ、それ1,000円でしょ?って尋ねたくなるようなチープな真っ黒のサングラス(柴田恭平みみたいなヤツね)姿の奇妙くんがただでさえヒトが多くて狭いステージの上を所狭しと走り回る。
金髪なんだけど下からちらちら地毛が見えてて羽毛の生えかわりの時期のペンギンのヒナみたいな奇妙くんが嬉しそうにポーズを取る。
最高にドキドキした。
文字通り体全体を使って、引き絞るようにうたう、奇妙くんの姿にドキドキした。
ライヴは「タンバリア」でスタート。
序盤の何曲かを歌ったところで、
「えーっと、60分で10曲やろ…、まだまだ余裕な感じやな」
…って民生さんかーいっっw。
なんやその後も面白いことイロイロいうてたと思うんだけど、記憶に残ったものをいくつか(順不同)。
衣装を忘れてきてしまった(「今日も」って言ってたってコトは初犯ではないw)という奇妙くん。
もう衣装なんかどうでもええかって思ったけど、やっぱりみんなちゃんと着てるし、って言うことでスーツカンパニーに買いにいったんだそうで。
みんなと同じ白じゃなくて黒にした、チャラいやろう?って。
それからライヴ中盤?、奇妙くんがギターを持って「サントワマミー」やったんだけど、その時。
黒いシャツで黒いズボンでギター持ったらミッシェルガンエレファントみたいになれるかなぁって思ったけど、ぜんぜん違うわぁ…ってwww。
でも演奏された「サントワマミー」がホントによくて、泣いてしまった。
彼がうたうこの曲にはとても色気がある気がします、どう言ったらいいのか全くわかんないけど。
このライヴの次の日からバンドはレコーディングに入るんだそうで。
「でも僕は明日は行かないんですけどね。
2週間くらいしてスタジオ行ったらカラオケみたいなのができてて、ソレにあわせて適当に歌うだけなんで。
明日、僕は奈良に中古のポルシェ見に行くことになってます。
ポルシェやで…僕、ええ性格してるでしょ」
…おーいっっww。
っていうか、ビートモさんとの対バンのときに言ってた(らしい)、
生まれて初めて通帳に3桁万円のお金が入ってた→クルマが買えると思った→カーセンサーを見た→昔から欲しかったクルマが帰ることがわかった→わーっっってなった
そうか、ポルシェね。
「でもどうしましょうかね、2週間くらいしてスタジオ行ったらなんも出来てへんで、みんなおらんくなってて、みんなの携帯も変わってたら」
そんな小心なところもかわええっっっ。
あとは夢の話。
「もうね、バンドとか辞めてタレントになってどっかんどっかん来ててね。
で、線路の高架下のおでん屋のちっちゃいテレビ見ながらUJがべろんべろんに酔っ払っておでんとか食べてて。
このヒトと昔バンドやってたんですよーって言いながら。
おでん屋のオヤジにゆーじくんもうその辺にしときなよっていわれるんだけど、そこにおっちゃんこの子にもう1杯だけ飲ましたって…って…おれやで!!
で、UJと再開して☆…▲▽■◎○●(声にならない声)!!!!ってなるの」
中盤、「サントワマミー」から「あの子に会いに行こう」の流れが圧巻でした。
それから「Sweet Memories」。
ステキすぎて、視界がにじんだ。
なんともいえない色気と愛とちからに満ちた音と声だ、そう思います。
それからワタシが世界で1番大好きなシャンゼリゼ。
ホントにウキウキした。
一人ぼっちだったけど、最後尾にいたけど最高に楽しかった。
「1回…その、真剣に音楽を見るみたいなことをやめてもらっていいですか??
もう変わりましたからね、あのまま続いてる感じなんて…たまったもんじゃあない。
それだけハッキリさせておいてください、僕達ふざけに来ただけなんで」
これは序盤のMCでの奇妙くんのコトバ。
ウケて大爆笑したけど、でもその通りだと思った。
前で観ようとガツガツガツガツしなくてもこんなに楽しい。
いのちを削るようにうたう姿と、ワタシ達を笑わせてくれる姿。
どちらも奇妙礼太郎というシンガーの魅力です。
ワタシは笑いと感動と涙と笑顔が混ざり合って、音楽とうたのちからを感じられる、こんな音が大好きです。
11月のワンマンもチケットを取りました。
どんな笑顔と涙がワタシを待っているんだろう。
今からワクワクしています。
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20130811奇妙礼太郎トラベルスイング楽団@梅田Shangri-La セットリスト
タンバリア
機嫌直してくれよ
わるいひと
ツイストで踊り明かそう
桜富士山
サントワマミー
あの娘に会いに行こう
星に願いを
オー・シャンゼリゼ
(EN)
君が誰かの彼女になりくさっても