ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

JANUSチャウダー岸本 ~必殺!ゴーイングチリ爆弾!@心斎橋JANUS

さて、(正確にはまだ病みあがっていない)病み上がりの2013年8月21日、水曜日。

大阪は心斎橋JANUSでのイベントに参加してきました。

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コスプレあり、トランクスあり、ムダに繰り返されるリレーwwコージー冨田ありのごちゃ混ぜイベント。

それにしても、名前が長くて、しかも意味がわからないwww。

でも、こういうとっ散らかった感じ、決して嫌いではありません、ええ。

この日のお目当ては一応、爆弾ジョニー。

6月になんばハッチであったイベントで初めて観たバンド。

特に何の予備知識もなく観たのが良かったのか、そのときのライヴが本当にいいライヴで。

また観たいとずっと思ってたものの、なかなかタイミングが合わなくて。

でも、3月にサヌキで観たGOINGもホントに楽しかったからまた観たかった。

ユウちゃんがいるチリヌルヲワカにも興味があって。

で、タイトルだけでは訳のわからないこのイベント、オープニング前に一応、主旨説明の映像?が流れまして。

それによると、

「レオナルド・だ・ピンチ博士(梅木氏)が作った改造人間であるJANUSチャウダー岸本(岸本氏)が必殺技という名のバンドを紹介していく」

・・・ますます訳がわからないwww。

梅木さんって言うのはSPITZとかのプラムチャウダーの主宰者の方(清水音泉における清水さんみたいなもの?)、岸本さんはJANUSの店長さん。

この2人がステージに登場してグダグダの寸劇という名の前説を繰り広げます。

オープニングだけでどんだけ長いねんw。

平日やから19時開演で3バンドやるっていうのわかっててやってるんだろうかwww。

それはさておき、JANUSチャウダー岸本が最初に発射?した必殺技は「爆弾ジョニー」。

いやぁ、6月にワタシが感じたドキドキをよっこいしょってそのまま持ってきた感じのライブでした。

オープニングでヴォーカルのりょーめーくんが登場した瞬間から、ステージの色が変わった気がする。

彼はそれくらい魅力的なまさに「オトコノコ」なのだと思います。

メンバー紹介から2曲目、「なぁんにも」がスタートした時に、あぁ、あの時もこの曲にワタシの全部が持って行かれたんだなぁって初めて彼らを観たときのコトを思い出して、なんだか胸の奥がきゅぅぅんってなりました。

クラッカーも鳴らしたし、みんなで一緒に踊ったし、ホントに楽しかった。

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・・・めっちゃ写っとるがなww。

「うたかたの日々」の前、アコギをもったりょーめーくんが、

「歌ってないのに電気がついてると滑稽だね。

たいていのアーティストはこういうときたいてい照明を消すんですよ、ゆらゆら帝国とか」

まさかここでゆら亭の名前が出てくるとは思わなかったのでかなりウケたました、ゆら帝てww。

での、このMCのあとで演奏された曲は本当にココロをわしづかみにする曲で。

何度も何度も音源で聴いた曲だけど、ライヴで聴くことに意味があるんだなぁ、ってそんな確信を持たせる演奏で、視界がにじんだ。

「青空ジョニー」では、サビのフレーズをフロアに歌わせたり。

最初は女子にだけ歌わせて、そのあと男子に歌わせたらあまりにも男子が少なくて。

それでりょーめーくん、「俺もお客さんになります」ってフロアに降りて歌ってましたww。

あ、そういえばこのバンドのベースさん、オーバーオールなんですよね(←今は違うけど)、インはハダカじゃあなかったけど。

それにドラムのタイチ君がトランクス1枚で出てきて、「変身」っていう曲の前でそのトランクスを脱いでふんどし1枚になるっていうパフォーマンスがあって。

トランクス1枚でステージに登場したタイチ君を見て、ワタシの後方に立ってたお姉さまがたから、

「ひいっっっっ!!」

みたいな声が聞こえたんですが、ワタシ、こういうのは四星球で見慣れておりますもので、まったく動じませんでしたwww。

ま、四星球みたいな、見えそうで見えない感じが皆無だったけど。

19歳という若さと、そうは思えないほどクオリティの高い演奏と、それから逆の意味で年相応に見えない、まるで子どもが遊んでいるようなステージ上のパフォーマンスに引き込まれてしう。

そんななんともいえない不思議な魅力のあるバンドだと思います。

そして、またグダグダな寸劇をはさんでのチリヌルヲワカ

寸劇のときのドラムの阿部さんの登場のしかたがなんだかツボに入りました。

後で知ったのですが、この方、コレクターズのドラムの方なのね、そりゃ上手いはずだわww。

ワタシの肌にあう音ではないけど、でもとても魅力的なパフォーマンスだったと思います。

ぜんぜん知らなかったんだけど、ユウちゃん、この日初めてセンターに立ったんだそうで。

そんなことも含めての、戸惑いながらちょっとグダグダしたMCと、歌っているときのなんともいえない凛とした表情と色っぽくていい意味で無機質な声はとてもすばらしいものだと思います。

でも、個人的には、

この頃のちょっと力強い歌声の方が好きなんだな。

またまたグダグダな寸劇をはさんでトリを飾ったのはGOING UNDER GROUND

登場したヴォーカルのそうさんが何だかいつもと雰囲気が違う。

いつもはビシッと決まっててチョイ悪?な感じなんだけど、この日はなんだろう…ちょっと怪しいただのおじさん?みたいな雰囲気で。

帽子かぶってなかったからかなぁ、グラサンのせいかなぁ…明らかにいつもよりオシャレ度がかなり低くて、フロアが若干ざわついたのがすっごく面白かった。

あとでMCで言ってたけど、集合場所まで行く電車の中の網棚にスーツを忘れて来たらしいwww。

で、大阪に着いた時点で短パンにTシャツしかなくて。

で、梅木さん(博士の方ね)に相談したら、家からこのスーツを持ってきてくれました、ポールスミスです、だって。

それだけでもおかしいのに、

「持ってきてくれたことだけがすごいんじゃあないんです、この、サイズが完璧な感じがすごいんです。

ジャケットのボタンしめてもピッタリっていうね」

だって、確かにそうさんちょっと?ぽっちゃりさんだもんねw。

それから、平日にロックを聴きにライヴハウスに集まったワタシ達のコトを、

「マイノリティ」

って呼ぶそうさんがとてもとても印象的でした。

「でも、俺たちはそんなマイノリティのためにライヴやってます、今日は日帰りです」

「音楽がないとまともに生きていけないようなやつ、手を挙げてくれ」

そう言うそうさんがとてもステキだった。

「歌詞を知らなくても、歌が下手でもありったけの声で歌って欲しい」

そんな前置きから演奏されたオープニングナンバーは、

これ。

しょっぱな、そうさんが歌いだした瞬間にステージに光が射した気がした。

これはきっと気のせいじゃあない。

ナカザは相変わらずチャラチャラしてたし、石原さんは相変わらずハンサムだった。

奏でられる音は相変わらず骨太だった。

そして、そうさんの歌声は相変わらず、その外見からは想像できないくらいさわやかだった。

このバンドは、きっとこんな相変わらずをずっとずっと積み上げている。

積み上げてとてつもなくステキな音を出している。

観ているだけでカラダが動き出してしまう、ワタシはこんなオトが大好きです。

そして、アンコールで聴いたこの曲が秀逸だった。

「爆弾ジョニーの若々しさと、チリヌルヲワカのつやっぽさにレスペクトを込めて、20代のころに作った曲を」

こんな前置きだったかなぁ。

なんだかとてもとてもジーンとした。

そして、間違いなくこの日のワタシにとってのベストアクトはこのバンドだなぁって思えた瞬間でした。

それにしてもそうさん、この曲ハタチぐらいのころに作ったのか、すげぇな。

そんなこんなでイベントの終了は10時半も回ったころww。

平日にこれはキツイわ…。

ワタシは夏休み中だったけど問題なかったけど。

終演後、ドリンクカウンターのところでライターの鈴木さんのお母様の玲子さんにお会いすることができて、お話させてもらえました。

キングブラザーズのコト、ビートモーターズのコト、スクービーのコト、フラカンのコト、いろんなことをお話できて、ホントに嬉しかった。

何より、キングに対して同じような想いを持ってる人が他にもいるコトを知ることができて、ホントにホントに嬉しかった。

この日のイベント、転換の時のSEとか演出とか、普段から清水音泉さん主催のイベントに行き慣れている身としては少し物足りないものを感じてしまって。

あぁ、そういう部分も含めて一つのイベントとして成立してるんだなぁって思って。

でも、それは裏返していえば、それだけ音泉の皆さんがワタシ達を楽しませる、笑わせるために日々いろんな努力を積み重ねてくれはるってことなんだなぁって実感して。

改めて清水音泉さんに感謝を感じてw。

でもでも、とても楽しいイベントでした。

何より、決して一番のお目当てではなかったバンドが思いもしないようないいライブを見せてくれて、いい意味で期待を裏切ってくれて、ウキウキさせてくれる。

だからこそライブハウスに行くのを辞められないのです。

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20130821ゴーイングチリ爆弾@心斎橋JANUSセットリスト

爆弾ジョニー

ノック

なぁんにも

おかしなふたり

変身

キミハキミドリ

うたかたの日々

悲しみのない場所

青空ジョニー

GOING UNDER GROUND

LISTEN TO THE STEREO!!

センチメント・エキスプレス

夕暮れ白書

口笛どろぼう

ナカザのディスコ

Holiday

トワイライト

(EN)

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