ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

しなやかで力強い、前進を

ここしばらく、自分の中に何の余裕もなくて、出る事すら失念してた、これ。 

3月のライオン(10) [ 羽海野チカ ] - 楽天ブックス
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やっと買いました。
バンプにはそんなに興味がないので、通常版を。
でも、レビューによると、この曲の配信版をダウンロードしたら、羽海野先生描き下ろしのスピンオフが読めるとか。
どうしようかしら。

さて。
ネタバレにならない程度の感想を、と思うととても難しいのですが。
これまで、明確に描かれていなかった(と思う)桐山くんの成長がとてもハッキリと描かれていて、個人的にはとてもうれしかったのです。
心なしか、力強さを感じました。
静かなんだけれども、燃え立つような、そんな力。
その力で、川本家に接近するざらざらした悪意を振り払う。
ああいう空気の読めなさ、大好きです。
あれは破壊力ありました。
あの瞬間、桐山君は、一気に少年から男になったと思う、っていうのはオーバーかな、って思うけど。
でも、これまで彼自身が立っているのかどうかも分かっていなかったんじゃないかと思うような、大きな扉を一気にこじ開けた、そんな気がします。
ま、ノックなしでこじ開けたからこそのKYなんだろうけど。

この先、お話がどんなふうに展開していくのか、予想が出来るような出来ないようなそんな感じですが、羽海野先生のことだから、ワタシなんかには想像もつかないような、そんな展開が待ち受けているんだろうなぁ、って思うと、今からドキドキしてしまいます。