銀杏BOYZ×KING BROTHERS となりのバンドマンツアー@心斎橋BIG CAT
極寒のオーサカ、今年の大猫初めは銀杏BOYZとキングブラザーズの対バン。
わたし自身には銀杏にも峯田くんに対する思い入れもさしてないのですが、それでも峯田和伸という人間の存在感がひしひしと伝わってきた、そんなライブでした。
周囲で男子も女子も構わず泣きまくっている姿を見て、ああ、この人はこんなにみんなに待ち望まれていたんだって、そんな風に感じた。
峯田がいるところには、それが銀杏BOYZであろうがゴイステであろうが、彼の弾き語りであろうがソロであろうが、彼の音が鳴るのだなぁ、とそんなコトをぼんやり考えながら観ていました。
それからキング。
いつも通りのパフォーマンスをぶちかましてくれるであろうコトは予想していましたが、ビッグキャットの横っちょにある出入り口からゴムボートとオールを持ったマーヤが登場、そのゴムボートだけ先に運ばれて行ってしまった時には噴きました。
それでもなんとかステージまで運ばれたマーヤ、いきなりオールでミカンの千本ノックとか、おかしいでしょう笑。
普段ならマーヤを運ばないと!ってなるんですけど、この日はソールドアウトしてたし銀杏との対バンやし、運び手には困らんやろうとちょっと離れたところで好きに踊らせていただいてたんですけど、魂を売り飛ばせからKILL YOUR IDOLの流れがたまらんかった。
ケイゾウさんがいつも通りバスドラをひっつかんでステージから降りて来たときのフロアの反応はちょっと面白かったけど、フロアライブもいつも通り。
フロアではさすがに最前に飛び出して、バスドラの真ん前でライブを観れたんですけど、本編終わってアンコールの時、
「銀杏BOYZは好きですか??
俺たちも大好きです!!」
っていうケイゾウさんの前振りから、まさかの「あいどんわなだい」のイントロがフロアに鳴り響いて。
「となりのバンドマン出てこいや!!」
っていうマーヤの挑発?に応えるかのように、ステージに峯田が出てきてフロアに飛び込んだ、その瞬間からすんごい人の波に飲み込まれてしまって、ゾニーさんのバスドラとシンバルを支えるのが精いっぱい。
峯田に少しでも近づきたいフロアを背にしてマーヤがギターを弾く。
ケイゾウさんが歌う。
シンバルも倒れてしまって1回は音が止まってしまったけれど、それでもゾニーさんがドラムをたたく。
それはある意味カオスで、ある意味とても美しい光景でした。
そして、この時のキングは決して峯田に負けていなかった。
この時キングが鳴らした音は間違いなくキングの音でした。
峯田が峯田の音を響かせるならば、キングはその演奏とパフォーマンスでもって彼らのスタイルをフロアに魅せつける。
ああ対バンってこういうもんだ、そんな気持ちになったイベントでした。
ランキングなぞ参加してみました。
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