ユレテミヨウカ

大好きな音楽、ライブ、編み物の記録をぼそぼそつづります

怒髪天presents「響都ノ宴」―特攻の磔磔―@京都磔磔

JUGEMテーマ:LIVE! LIVE! LIVE!

ピアスがひとつ、文字通りもげました。
それから、もうひとつはパゲてしまって、ついてた石がどこかへ旅立ってしまいました。
ゆるやかにではあるけれど、人の波に呑みこまれてしまって、前も横も全く見えない状態に追い込まれてのライヴ参戦は久々。
上がった足を下ろす場所がありませんでしたもの(笑)。



というわけで、明けて2011年9月30日。
ひょんなご縁でお譲りいただけたチケットを握り締めて行って参りました、磔磔での怒髪天
前日のCoccoとはまたひと味もふた味も違ったものにまみれたライヴ。
脳内メモリーが完全にショートしてしまってる状態のレポですが、覚えてることを覚えてるだけ書こうと思います。

それにしても。
otodamaで観るはずだったフラカン
otodamaで観るはずだったスクービー。
otodamaで観るはずだった四星球。
otodamaで観るはずだったCocco。。
otodamaで観るはずだった怒髪天
otodamaで観れたらいいなぁって思ってたトモフ。
otodamaで観れたらいいなぁって思ってた(ふたり)ピーズ。
よくもまぁ、1ヶ月足らずの間にこれだけ取り戻したもんだと、我ながら感心しております。

磔磔でライヴがある日は基本的にはお休みは取りません。
その代わり鬼のように仕事を終わらせて、鬼のようにダッシュでバスに飛び乗ります。
この日も同じ手はずでダッシュして無事に予定していたバスに飛び乗りました。
その甲斐あってか、無事に開演直前に磔磔に到着し、シミさん側で友達と合流。
でも、坂さんの前説には間に合いませんでした、涙。
まぁ、
「キョウフの宴~」
ゆうてスベってはったと、それは教えてもらえたので良しとします。

さすがはソールドアウト、この日の磔磔は文字通りパンパンで立ってるだけなのに汗ばんでくるわ、ライヴ前なのに酸欠になりそうになるわで、こんなことで耐えられるのかと若干の不安がよぎります。
ステージには愛のこもったカンバンが。


(製作者の方のtweetからイタダキマシタ)

必要以上?にイケメンな王子と必要以上に凶悪なシミさんにびくびくしながら開演を待ちました。

さて、開演。
まずは、オープニングアクトBUGY CRAXONE
この時点でちびっ子にはほぼ前方は見えず。
でもヴォーカルさんがかわいらしい女の子だということは何とか把握(笑)。
なんでも、去年の宴でもオープニングアクトを務めたそうで。

続いて怒髪天の登場。
開演前にスタッフさんから、
「もう少し前に詰めてください」
のコール。
とたんにぎゅうぅぅぅぅっっっと押されて押されて、一気に7列目くらいまで前進。
わわわわわと思ってる間にいつものSEでメンバーが登場、さらに押されて、5列目の左端くらいに到達。

兄ぃの、
「今日から3日間、よろしく頼むぜ!!」
からの蒼き旅鳥でスタートしたライヴ。
3曲目くらいからかなぁ、ワタシと友達の間に割って入った元気女子に押されに押されまくって。
気が付いたら2列目ドセンター、磔磔名物の柱の近くらいの位置まで移動してました。
周りもごつめの人ばっかりで正直しんどかったけど、兄ぃの汗が飛んでくる激戦区でのライヴは最高でした。

正直、意識も記憶も飛んでる部分もあるので、覚えてるMCを順番とか関係なく書いていこうと思います。

昨日は大阪でキャンペーンだったという兄ぃ。
1人でいる間はいい天気だったのにメンバー全員がそろった途端に雲行きが怪しくなったとか。
で、
「誰なんだろうね、4人そろったら、なのか?…あ、坂さんか??」

(カンバンをみて)ありがたいね、作ってほしかったんだよね、これ。
すごいね、劇団でもないし…見せ物的な??
バンドらしい名前1つもないしね。
騒音寺)→コレなんて寺だしね。
(SA)→コレなんて、サービスエリアだしね。
セカイイチ)→コレにいたっては順番だよ。

メガネがずり落ちないように、メガネストッパーを買った坂さんに対して、
「今度は曇るようになりましてね。
次はラーメンのCMとか来ないですかね。」

あと、カトちゃんの結婚のこととか?
「おれが今45だから、昨日今日生まれた子と結婚するってことでしょ?
待てねぇって!!あり得ねぇって!!
カトちゃんすっげえ元気いいってことだよね。
坂さんなんて、確実に別のものになってるよ。」

あと、一番受けたのが、「弱ったハトの話」。
よくは知らないんですが、何でも歌わなかったら王子の家のポストに弱ったハトを2羽入れるがどうとか。
で、
「あれだよ、友康の性質まだわかってないね。
友康んちのポストに弱ったハト入れたら、まず”うわっ、ひあぁぁぁぁっっ(何とも表現できない声)”って放置するでしょ?
で、何日か放置して死んだハトを発見して、”ひあぁぁっっ”って言いながら、”ハトが死んだ”って曲を書くんだよ、おれは何もできない、ギターしか弾けないって。
坂さんは…あ、坂さんが弱ったハトか。
弱ったハトを弱ったジジイが見つけたってね」
っていうくだり。
もうね、何ていうか面白すぎて強烈に印象に残りまして(笑)。
何だろう、何でも坂さんに振って当てはめたあげく、ダメ出しをする兄ぃの姿がカワイクてですね。
おそらく叱られたワンコみたいな顔でそれを受け止めているであろう坂さんの姿も想像しただけで萌える訳で。

先日の福島での話ももちろんあって。

福島に行ってから、音楽とかバンドとかに対する考え方が変わった。
次のライヴに来てくれとか良かったらCD買って帰ってくれとか、そういうことが全く頭にない状況でライヴをやったわけ。
何でもいいから、役立つと思ったものは何でもいいから持ってってくれっていう、そのことを伝えるためにライヴをやったから。

音楽にできることなんてないと思ってたけど、でもやっぱりあるね。
哀しい思い出とかを消すことなんてできないけど、でもちょっとした楽しい思い出とかを置いて行くことはできる。
だっておれ、今日楽しいぞ!!

そのともしびをてがかりにの後の兄ぃのこんなコトバに涙腺が緩みまくりでした。
そして、本編ラストのセバナ。
しゃがめなかったし、ぎゅうぎゅうすぎて思うように踊れなかったけど、でも精一杯楽しんだよ、兄ぃ、アリガトウ。
また、生きて会おうって約束を必ず守りたいと思います。

本編終了後、さすがに限界なので、友達のところに戻りまして。
文字通りワタシが人の波に呑まれていくさまがシュールだったようで(笑)。
で、アンコールはオトナノススメ。
途中シミさんが2回もベンチの上に飛び出してきたけど、疲れ果ててるのと背が低いのとでとっても反応の鈍かったちびっこはワタシです、はい。
それでも、最後の退場のときには兄ぃにガッツリ手を握ってもらって、兄ぃの頭をわしわしさせてもらって。
そんなこんなで、ワタシにとっての宴、終了。
いつも通り(笑)、カレーうどんを食べて帰途につきました。



この日のアリガトウ。
まずはチケットを譲ってくださった方に。
この方がいなかったら、この日のワタシはありませんでした。
この感動も感激も、経験することができなかった。
本当にありがとうございます。
そして、最高のライヴを見せてくれた怒髪天に。
「生きる」ということをストレートに問いかけてくる怒髪天の歌はいつだってココロに響きます。
次、観れるのは11月かなぁ、それまでまたがんばって生きよう、ってそう思います。

さて、次回。
10月9日、タワレコ丸ビル店でのスクービーのインストアライヴ&サイン会。
ヘンタイ丸出しの接待イベント、次回レポりたいと思います。