Different Strokes in HIMEJI@姫路Beta
「今日はどのバンドを観に来られましたか?」
ってもぎり?のお姉さんに聞かれることがあります。
あれ、若干苦手なんだよなぁ・・・、でも今回は、
「敢えていうなら、スクービーです!!」
・・・敢えていうなら、だよ。
というわけで。
3月24日、木曜日。
約2週間ぶりのライヴは、姫路BetaでのガガガSP×scoobie do。
仕事は1日お休みいただいて、がっつり行ってまいりました。
京都から姫路まで新快速で1時間半。
特に神戸から先は電車で通ったことのない、未開の地?でございます。
もちろん進行方向向かって左側の座席をゲット。
海が見えたらテンションあがってしまって、シャッター音がするのも気にせずに電車の中から写真を撮ってまいました。
・・・すいません。
姫路の駅前で友人たちと合流、お茶したりお店冷やかしたりして、そこそこいい時間になったので会場へ。
会場はちょっと古い雑居ビル?の地下1階。
レトロな雰囲気がステキ!!
なんていうの、アングラ??なニオイがぷんぷんします(笑)。
でもって、クローク無料って…やさしいライヴハウスでござる。一緒に行った友人たちは整理番号ヒトケタ、ワタシは40番台。
番号どおりに入場して後から入ってきた友の友(男子、クロマニヨンズ好き)とあれやこれやおしゃべりしながら開演を待ちました。
好きなバンドが一緒って、気楽にしゃべれるからうれしいです、付き合ってくれてありがとうでした♪
清水音泉の田口さん?の前説でライヴスタート。
「2組で一つのイベントやし、両方のバンドみて行って欲しい、で、好きな音楽のジャンルが広がれば、かっこいいなって思います」
って、ホントにその通りだと思う!!
青春時代でガガガがスタート。
テンションあがる!!
で、友の友は最前線へ突入してしまったので、ワタシもちょっと前進。
5列目くらいのすみっこでかぁるくモッシュにもまれながらライヴを楽しんできました。
久々に観たガガガは相変わらずアツくて暑苦しくて、青臭くて汗臭くて…。
その苦しさと臭さが私の涙腺を直撃します。
コザック前田さんも震災で自宅が半壊したそうです。
で、自分も何か出来ることがないか、何かやらんとあかん、ということで、神戸駅でゲリラライヴをやってきて、1回だけやってもしょうがないんやから、続けてやっていこうと。
がんばってゲリラライヴで100万円くらいためて、最後は仙台までなんとかして持ってって、そこでゲリラライヴやって渡してこようと。
それから4月8日になんばハッチでイベントをやって、ういたお金は全部東北に送ろうと思ってる。
いまんとこかりゆしと四星球の出演が決まってるそうです。
あと、1日でレコーディングした曲の配信を始めたから、お前ら何しか金出せ、みたいなことも言ってました。
俺が全部全部、東北に送ったるから!!って。
この曲を配信して出た収益は全額被災地に贈られるそうです。
阪神大震災を原体験している彼のコトバには重みと厚みがあるなぁ、って思います。
自分に出来ることは何でもやってやろうという彼の姿勢に、アツいものを感じてしまいました。
雪解けで半泣き、で、最後の卒業で
うわぁぁぁぁぁぁ!!
ってなってもうて、普段はめったにやらんのにモッシュをかきわけかきわけ、ダイバーに蹴られながら最前線へ。
ま、それでもすみっこなんですが。
気が付いたら最前列にいた友人のすぐ横にたどり着いてました。
…ワタシ、案外すごいわ(笑)。
あ、友の友が2回も飛んできました。
メガネが曇ってたのは汗のせいですか、涙のせいですか(笑)?
で、もちろんその位置でスクービーの登場を待ちます。
ライヴに行くようになって5年ほどになるスクービー。
思えば最前列って初めて!!
でもって、昨年10月の磔磔以来のスクービー。
テンションあがるとともに緊張してしもて、もうぅぅ。
で、Get Upでスクービーがスタート。
カッコよすぎる!!
コヤマシュウのヒョウ柄シャツがステキ!!
萌える!!!!!←変態
そこからパレード、バンドワゴンと大好きな曲がどんどん続きます。
パレードのときだったか、友人たちと手をつないで一緒に横ノリ。
何これ、楽しすぎるんですけど!!!!
スクービーガガガの共通点は、「不謹慎なバンド」だってことなんだそうです。
今、音楽鳴らしたら「不謹慎だ、やめろ」っていう人もいるけど、2バンドとも常日頃から社会的に不謹慎だから問題ないんだって(笑)。
日本は今大変なことになってて。
自分たちはよく北関東とか東北にライヴで行くんだけど、あの近辺には自分たちがライヴするときに集まってくれる「イイヤツ」たちが多くて。
だから自分たちも何か出来ることがないかって思って、物販で売ってる缶バッヂの収益を義援金という形で送ろうと思ってる。
こういう動きを偽善だっていう奴もいるけど、善も偽善もむこうに届いたら全部一緒。
「一日一偽善」、って泉谷しげるも言ってるぞ!!
それから、CDやらTシャツやらはバンド活動への義援金として買ってくれたら…だって(笑)。
音楽はおれたちにとって人生、それはもちろんガガガSPにとってもそうだろうし、集まった君たちにとってもそうだと思う。
大変なことがあって、音楽を鳴らせない日もあって、それでもおれたちと一緒にロックンロールを鳴らしてくれる、それから今はまだそのときじゃないかもしれないけど、おれたちと一緒にロックンロールを鳴らしたいと思ってくれてるすべてのソウルのために、ソウルナンバーを。
こんなMCで始まった、
「最終列車」
涙腺が崩壊しました。
めっちゃ泣いてもうた。
ステキ過ぎるよあなたたち。
ここからはノンストップで、トラウマティック・ガール、Tighten Up、Back onと踊れるナンバーが続きます。
トラウマティック・ガールのリーダーの語りのところ。
いきなりモビーのカウントが始まって、「え、何??」って思う暇もなく、
「さよならー、さよならー、さよならー」
ってガガガの「卒業」のコピー。
うわぁぁぁぁぁぁ!!
コヤマシュウが歌う青春パンク。
似合わなさすぎて、萌える!!!!!!←変態
いいんだ、変態で。
ニンゲンやめに行ってるんですから(笑)。
で、本編最後は夕焼けのメロディー。
またまた涙腺が崩壊してまいました。
アンコールも終わり、客電もついて、スタッフさんがステージのカーテンを引こうとしたんやけど、ワタシと友人たちで阻止。
わがまま言う子供みたいに、「もう1曲だけ!!!!」って懇願してたら。
ホントに出てきてくれた!!
ワタシたちのわがままを聞いてくれて本当にありがとう。
スタッフさん、困らせてしまってごめんなさいなのでした。
「頼まれなくてもまたきてやるから、お前らそれまで何があっても生きて生きて生きて生きて生きまくって、ロックンロールし続けてくれ!!」
で、演奏されたのが「Mighty Swing」。
最後の最後に、いろんなものがぶっ壊れました。
終演後、ライターの鈴木さんのお母様、玲子さんとお話することができました。
「自粛自粛って言ってるけど、関西までシュンとしてたら日本はどんどんどんどん暗くなるから、皆さんもどんどんライヴに行ってくださいね」
って。
ホントにその通りだと思います。
玲子さんは阪神大震災でお家が全壊したそうです。
自分も胸の骨を骨折しながら、それでもまずは息子さんの高校の制服をがれきの中から引っ張り出したんだそうです。
「息子を学校にやらなきゃいけない、学校に行かせて、何があっても生きなきゃいけない」
って。
今、被災地にいる人たちはきっと同じような状況だと思います。
だから、
「私、東京にいるお友達にも頑張れっていうことは一言も言ってないの。
大丈夫だからね、何かあったら頼ってくれたらいいんだからね、って言ってるの」
ホントに、その通りだと思います。
もちろん、「善も偽善も」の缶バッヂ、もちろん買ってきました。
…あんだけある中から選んだのにかぶってるってどういうコト??しかもリーダー。
どゆこと?????
この日のアリガトウ。
まずは、一緒に楽しんでくれた友人たちに。
ライヴで一緒に踊るのが楽しい、ホントに楽しい。
大事なことだから2回言いました。←コヤマシュウ風(笑)。
で、お話できた玲子さんに。
玲子さんとお話出来て、自分の立ち位置(そんな偉そうなもんやないけど)を再確認できたような気がします。
それから、素晴らしいライヴを見せてくれた2バンドに。
特に、私たちのわがままを聞いてくれたスクービーに。
カーテンをひっつかんだ私たちに困ったような顔をしながらも楽屋に聞きに行ってくれた音泉のスタッフさんに。
「このままカーテン引いたら殺すぞ」
的なオーラを発してたんやと思います、うちら。
ホントにホントに最高のライヴでした。
みんなにアリガトウを!!!!