ザ・50回転ズ『Vinyl Change The World Tour』@京都磔磔
明けて、2016年3月6日、日曜日。
私にとっての最強のロックンロールに会いに、私にとっての聖地へ。
オープニングナンバーの「ロックンロールマジック」からほとんどずっとモッシュピットにいた約2時間。
殺意を感じるくらいキラーチューンのオンパレードだったセットリスト。
バンドの力もフロアの熱量もどんどんどんどん強力な磁石にくっつく金属のように大きくなっていく、そうさせてしまう磔磔というハコと50回転ズというバンドの恐ろしさを改めて痛感してきました。
今回のツアーは彼らにとって初めての7インチシングル「Vinyl Change The World」の発売を記念したもの。
そして磔磔をツアーの初日のハコに選んでくれた。
わたしがこの曲を初めて聴いたのは、確か昨年の10月。
それから何回となくイベントで聴いて、そのたびにすごくいい曲だと思ってきた曲で。
私がレコードプレイヤーを持っていたのははるか昔の話で、それはどれくらい昔かというと祖父母からもらった讃美歌のレコードしかもっていなかったくらい昔の話で、でも、初めてプレイヤーに針を落として、レコードの溝を針が伝って、そして音が出た時の感動を思い出させてくれる、本当にいい曲で。
それから、売り切れてはいなかったものの、お客さんでパンパンだった磔磔。
ツアー初日、こんなに集まってくれて本当にうれしいと、何度も何度も言ってくれたダニーが本当に本当に素敵でした。
ドリーがベースを弾く姿と表情が本当にかっこよすぎて(あんまり見えてなかったけど)、ビビりっぱなしでした。
最後、アンコールも終わって、客電もついてSEも流れて。
でもフロアは回転を呼び続けて。
そして、それに応えてくれた彼らが本当の最後に演奏したのが「No No No」。
自分の貧相で月並みなボキャブラリーが恨めしいと思うくらい、かっこよかったし素敵でした。
今回の7インチレコードのことを、
「今回は2曲しか入っていません。
だから、それ以外はいつもと同じ」
みたいなことを言ってたダニー。
それでも、なんだってわたしは彼らを観るために何度も何度もライブハウスに足を運ぶんだろう。
その理由はひとえに彼らが放つ音が、私をドキドキさせてくれるから。
ワクワクさせてくれるから。
わたしが観ているバンドの中では彼らはまだ比較的若いほうだと思います。
でも、自分が大好きなロックンロールの原点が彼らのパフォーマンスにはあるような気がします。
次回は、5月。
今回のツアーのファイナルを大阪で迎える彼らに会いに行けるのを楽しみにしています。
ランキングなぞ参加しています。
ぽちっとして頂けると喜びます。
セットリスト、見たい方はこの下をどうぞ。